威風堂々たる日本一の山が祝福している。

出光美術館で特別展を観た後にやって来たのは待ち合わせの場所。

“東京国際フォーラム”

もうちょっとしたら、何十年ぶりの再会が待っている・・・。
◇ ◇ ◇
「はい、チーズ!」

こうして同窓会が始まった。
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
ここからしばらくは先生の独演会。

もちろん、恭しく拝聴しなければならない。

特にお初の人達は・・・。
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
呑むほどに打ち解け、酔うほどに盛り上がってくる。

先生の話しも止まらない。

「ワシは思うんやけんど、人と人の繋がりは大切なんや!」
そろそろ、十八番(おはこ)が出てきたぞぉ〜。
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
「ほんじゃ女性陣、記念写真を撮るよ!」

「みんなで記念写真を撮るよ。ささ、並んで並んで!」

「また大阪にも出て来いよ、ほんで会おうや!」
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
◇ ◇ ◇
甲子園はただ今立ち入り禁止。工事中でありました。

どうやら私が撮ったんだけど・・・

いつものメンバーでございました。










どうも、お疲れ様でした!
<梶君がやってきた!編>

神戸ミュンヘンで札幌から来阪した梶君と合流した。
1年以上のご無沙汰でも、とても元気そうである。
「あけまして、おめでとうございます」
「来週の朝一番に東京で会議があるんだけど、ついでに大阪まで足を延ばしたんよ」
北海道生活も早いもので5年以上になり、その生活にいたく満足のご様子。
「今年は暖かくて札幌にも雪がないんよ、だから雪祭りが大変なんよ」
「で、今日はいったい誰々が来るん?」
実は彼には、集まる人数も、誰が来るかも秘密にしておいた。
ちょっとしたサプライズをご提供したいと思ったからである。
それと。
氏はエンジンがかかると長くなる。
早朝勤務の身にはお付き合い出来ないのが実情である。
だから、私の身代わりも兼ねてもらうことにした。
(そんなことは話してないけど・・・)
「まま、到着してからのお楽しみ。すみませ〜ん、生ビール2つ!」
全員が集まるまで二人でボツボツ呑むことにした。
「みんな元気にしてるの?」
「嫁さんも子供もピンピンしてるよ」
さっそくビールが運ばれてきた。
「ささ、かんぱ〜い!!」
そうこうすると松ちゃんがやって来た。
男性陣勢揃い。
「あけまして、おめでとうございます」
「松ちゃんは何を飲む?」
「烏龍茶にする」
「で、今日は誰が来るの?」
もう、話してもいいだろう。
「甲斐女史、和田先生、そして柳さん。メールで連絡したらOKって返事が来たよ」
「ウォ〜、何だか緊張してきたぞ」
氏はゴクゴクッとビールを呑むピッチが早くなった。
お代わりする間もなく甲斐女史、和田先生到着。
「あけまして、おめでとうございま〜す」
そして。
柳さんの到着。
「遅れて、ごめんなさい」
「ささ、座って座って」
「全員揃ったところで、かんぱ〜い!!」

しかも。
詳細でほんの数日前の出来事のような口調なのである。
当然、本日参加していない同級生の話題も出てくる。
「うちのクラスは何故かフォークダンスが多かったやんね」
「ボクは小さかったから、女子が何人か休むと女子の方に回されたから男とばっかりやったわ」
「この悲しみは忘れられんなぁ。。。」
「女子で前列に並んでた人って誰だったの?」
「小立さん、橋野さん、私、野武さん・・・だったと思うんだけど」
「橋野さんて大人って感じやったよねぇ。。。」
「先日、会ってきたよ」
本格的に心身とも当時の等身大となってきた。
しかもアルコールが拍車をかける。
「いつもマイムマイムは好きな女子の数人前で終わるんよ」
「もう一回マイムマイムしたら手をつなげるのに、曲が変わってガッカリ・・・」
皆から笑いと共にウンウンとの相づちがある。
すると女性陣も笑いにつられて記憶が甦ってくる。
「マイムマイムとオクラホマミキサーともう一曲あったでしょ?あれ何だったかなぁ、、、」
「エッ?そんな曲あったっけ?」
「あったよ、あった!」
「男女の人数で男子が多いクラスは悲劇だよなぁ。。。」
「ガメなんて怒ってたよ、手をつなげないって!」
「背の高い男子も犠牲者だったよな」
「あんたなんてダンスで指先でしか持ってなかったやろ。ボクなんてしっかり握ってたもん!」
「あははは、恥ずかしい時期やったんやわ」

「先生が何を思ったのか知らんけど、隣の人の胸に付けなさいって」
「多感な年頃に女子の胸にカーネーションを付けるのは恥ずかしかったなぁ。。。」
「女の子の胸に付けるねんで!モジモジしたよ」
「今なら喜んで、何人にでもカーネーション付けるけどなぁ。。。」
「オッチャン、オッチャン!」
「ボクの隣は八木さんだったけど、モジモジしてたら自分で付けられてしまったんよ」
「何だか思い出したなぁ。。。」
「私の横って誰だったのかなぁ? ねぇ憶えてる?」
「いや〜全然。フォークダンスが多かったというのも初耳やし」
「そう言えば、全然存在感が無かったもん」
「・・・でしょ」
「私の横は原田君だったのかなぁ。。。」
「そう云うのは野武さんが憶えてるのよ。誰々が隣通しだったよ、とか」
「野武さんって学級委員だったかな?」
「そうそう、1年間ずっと学級委員長やったよ」
「ボク、いっしょにやったことあるで」

「お〜い、ビール頼もうか?」
「私は焼酎にする」
「おっと、本格的になってきましたな」
「ボクは大使館ビール」
「私はジィンジャエール。何が悲しくてミュンヘンでジンジャーなん?」
話しは続いていく。
「ボク元気やったから、笠屋町で休んだ子の給食はほとんど持っていったぞ」
「カバンにパンとマーガリンを入れてたら大変な事になってオカンに怒られたわ」
みんなの聴き入る顔には終始笑顔が漂う。
「笠屋町も様変わりしたなぁ。。。」
「矢野君は元気にしてるの?」
「同窓会には出席したことないけど、必ず返事は届くよ」
「塩畑さんて元気にしてるの?」
「千葉でお元気にしてるそうよ」
「今考えたら、あの子は直球勝負の大リーガータイプやったよなぁ?会ってみたいよなぁ〜」
「八木さんは?」
「アメリカから帰国して千葉県だったかなぁ。福島さんと近所やで」
「福島さんて懐かしいなぁ。。。」
「先生っていくつになったの?」
「傘寿だったと思うけど。80歳」
「それでも、まだまだ元気やわ」
「今日は誘わなかったんだわ。ちょっと冬は用心した方がエエと思って・・・」
「3月の同窓会では主賓やからね、当然」

何気なく時計を覗いてみると時間も経っている。
話題の途切れるタイミングを見計らいたいのに。
笑顔と談笑が止まらない。
@修学旅行の話し。
@当時の先生の話し。
@クラスの違う友人の話し。
・
・
・
意を決して。
「そろそろ場所を変えましょか?」
「エッ?もうそんな時間??」
「ゴメン、僕はここでドロンします」
「ちょっとだけでも顔を出したら?」
「一般の人はまだ宵の口だけど私の時計は深夜なんよ。代わりに人質を置いときますんで」
「人質って?」
「私以外の4名が梶君をエスコートします!!」
行きたい気持ちも65%あったが。
ここで行くと、翌朝は地獄の3丁目である。
迷いを振り切って、頭を下げる。
「また会いましょう!」
帰宅時の電車の中で。
氏や女性陣の口から出てきた当時の思い出話を反芻していた。
悲しいことに、ほとんど憶えてなかったけど。
それでも、車窓に映る自分の顔がニヤついている。
同じ時間を共有してたんだなぁ・・・。
そして。
いいもんだなぁ・・・。

本年もよろしくお願いしま〜す。