<急なミニ同窓会 編>
今年の夏も酷暑。
先生は元気なのかしら?
ご老人に暑中お見舞いの電話をした。
すると。
電話口から元気な声が聞こえてくる。
それと。
えらく騒がしい場所にいる気配。
「今な、須磨の海水浴場で泳いでるんや」
「避暑を兼ねてですか?」
「ビールで喉を潤してるねん」
ご老体はえらくご機嫌な様子である。
「で、今年はいつ集まるんや?」
「一杯、やりますか?」
「もちろんや、どこでも行くぞ!」
「なら、甲子園にお昼前に」
「よっしゃ!」
同窓会の掛け声はその数分後から始まったので。
とても急な同窓会の開催となったのであります。
.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○
8月10日(日)の午前11時30分前には。
安田君の店でお待ちしておられた。
はじまり、はじまり。
今回、お集まりのメンツ。
元気にしてまっせ〜〜!!
「先生、ご無沙汰してます」
「今日は看護士同伴で来たから」
「前に一度お会いしましたよ」
「お、そうだったか?」
「そうそう」
「先ずは乾杯!」
「かんぱ〜い!!」
「連絡出来る友人にはメールしたら返事が来てます」
「ほう、なんて?」
「行きたかったのですが・・・」
「急やったから、仕方ないわな」
「ちょっと読んでみましょか」
.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○
青山夫妻:「ごめんなさい。二人とも元気にしてます。
息子は野球で近畿大会に出場しますので、
明日、奈良まで応援に行きます」
岡田さん:「せっかく連絡が取れて会えると思い楽しみにしてたのですが・・・
体調不良で今回はパスです。ごめんなさい。
先生始め、皆様によろしくお伝え下さい」
野武さん:「10日、11日と家族旅行です。
その前に甲斐さんと安田君の店で会います。
お先に同窓会をしときます」
福岡さん:「今日も良い天気ですね。先生、元気に夏をエンジョイされているご様子。
やはり健康の秘訣はエンジョイすることかな。
10日はあいにく用事があるので、ごめんなさい」
水谷さん:「その日は予定が入ってて・・・
先生に宜しくお伝え下さい」
池田くん:「10日は仕事が入ってます。
先生に宜しくお伝え下さい」
吉井さん:「うわぁ〜!!めっちゃ行きたいのですが・・・
旦那の実家にいてます。
先生に宜しくお伝え下さい」
山田くん:「仕事の都合で参加できません。ごめんなさい。
皆さんによろしくお伝え下さい」
八木さん:「大雨警報が出るんですが、一向に降らないので蒸し蒸し状態です。
その日は移動日です。
先生はじめお集まりの皆さんに宜しくお伝え下さい」
かじくん:「なんか元気な爺さんやね。よろしくお伝え下さい。
昼は暑いんですが、日が落ちると20度くらいで快適です」
石田くん:「残念ですが参加できません。
先生、皆さんに宜しくお伝え下さい。
近況は、夜のビールが辞められず、メタボ対策に娘とプール通いです」
塩畑さん:「今回は残念ながら欠席致します。
先生、お元気そうで何よりです。
皆様によろしくお伝え下さい」
橘 くん:「ご無沙汰してます。せっかくですが所用でまたの機会にと思います。
みなさまによろしくお伝え下さい」
柳 さん:「前からの予定を変更しようと試みましたが無理でした。
ついこの間、プチ会の話しをしてたところなのに〜
先生はじめお集まりの皆さんに宜しくお伝え下さい」
松田くん:「東京での仕事が終わりません。
ごめんなさい。夕方からなら参加できますよ!」
.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○
「先生、こんなところですわ」
「これだけ連絡が取れるんか、なら大丈夫や」
「今回、やっと岡田さんと連絡が取れたのに残念やね」
「早く良くなって、久しぶりに会いたいな」
こんな話しが、毎度毎度続くのである。
.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○
「ワシは出歩くことが健康だと思っとるからな」
「それでも今年の夏は暑いですよぉ〜」
「確かに、ちょっと堪えるわ」
「今年が同窓会再開10年目になるんですよ」
「エッ?そうなんや」
「1998年に三宮で集合したんだから」
「そうそう、先生も不安で卒業写真持参してたもんね」
「そうかぁ、10年かぁ・・・」
「来年は人数集めしますよ、先生」
「盛大にするのか?」
「もちろん。その一つの方法なんですが・・・」
「どうするんや?」
「5組に限らず、来たい!会いたい!と云う人も参加してもらいます」
「全員か?」
「安田君のお店に入りきるくらいですけど」
「それ面白そうやね」
「もちろん、クラス生でいっぱいになったらそれがベストなんですけどね」
「みんなクラス以外でも同級生の知人友人いるでしょ?」
「うん、うん」
「具体的に日にちも候補があります」
「いつなの?」
「来年の盆です」
「一年後か?」
「そうです」
「プチ同窓会やちょっとした集まりはいつも通りにします」
「そやな、久しぶりに大人数もエエな」
「個人的には少人数が話しやすくて好きなんだけど、
毎回少人数と云うのもねぇ。。。」
「先生、今年で何歳ですか?」
「ワシは50歳以後若返っとるぞ!」
「二十歳になりましたか?」
「どうやったかなぁ。。。」
「ハハハハハ・・・」
「ところで、岡田はどうして見つかったん?」
「メールが届いた。違うクラスの友人に教えてもらったそうです。
でもパソコン持ってないらしくてHPは見てないみたいで」
「そうなんか」
「先生はHP見てるの?」
「見てないと思うで・・・」
「今年は三島さんがオーストラリアから帰国すると聞いてたんだけど、
どうなったんやろ?」
「アッ、しまった!連絡してないかもしれんわ」
「おい、幹事!アカンがな」
「すみません、すぐに連絡しておきます」
「彼女はどこに住んでいるの?」
「確か、シドニーだったと思うんだけど」
「元気ならそれでエエねんけんどな」
「そうですね」
.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○
「ワシはこの後、神戸に行かなんとアカンねん」
「先生、何かご予定でも?」
「知り合いのお呼ばれを忘れてたんや」
「もうすぐなんですか?」
「ここを1時過ぎに出るから」
「相変わらず忙しいんですな?」
「年中、動き回ってるわい」
「お代わりはもういりませんか?」
「いや、もう一杯もらおうか」
「家でも飲んでますの?」
「外でしか飲んでないねん。家だとヤイヤイ言われるから」
「そうりゃ、そうだ」
.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○
「遅くなりました」
「お、娘と同伴か?」
「プールに連れて行ってましてん」
「まま、かんぱ〜い!」
「よぉ〜、来てくれた」
「近いですからね」
「遅くなりました」
「ギリギリ到着やね」
「どういうこと?」
「先生、そろそろお帰りなんよ」
「ささ、みんなで記念撮影するで」
「並ぼうか」
「はい、チ〜ズ!」
「タクシー到着しました」
「ほな、お先に行くわ。ありがとうな!」
「先生もお元気で!」
「また、神戸で飲むときは呼べよ!」
「シークレット携帯にお電話します」
「分かった!!」
須磨で日焼けしたので、ちょっと精悍。
遅れて大将が娘と合流。「娘をプールに連れて行っててん」
ここにもお一人、とてつもなく日焼けした人が・・・。
先生帰宅後も。ずぅ〜〜〜〜〜〜っと会は続いたのでありました。