<信州日本酒 編>


11月に信州に旅行した時に。
案内役の渋ちゃんがこう話していた。

「酒、送りますから」
「あ〜りが〜とさん」

すると先日。
彼からメッセージがやってきた。

“酒、送りましたから”

   □

今朝(12月17日)。
玄関口にドンと置いてあった箱を開けてみると・・・。


生唾がゴクリ。



先日購入したレンズで記念写真をパシャ。



いっただきま〜〜〜〜す!!


<初冬の信州旅行 初日 編>


「今年は黄色が鮮やかですよ」

諏訪に住むご友人に紅葉の様子をお訊きしたところ。
上のご返事をいただいた。

だから、今日は。
黄色を意識する日となった。





11月8日。
早朝より車を走らせた。

待ち合わせ場所は伸氏のアトリエ・シン工房である。

「8時30分頃に到着するんで、待っててよ」
「了解しました!」

前日、渋ちゃんに連絡を済ませていた。
事故渋滞もなく、ほぼ予定通りの時刻に到着した。

挨拶もそこそこに。
渋ちゃんの車に乗り換えて、出発の準備に取り掛かる。

と、云っても。
道中は1時間少々。
時間は十二分にある。

「久しぶりだし、課長に会っていこうよ!」
「いいですよぉ〜」

ロッジでお世話になった当時の課長は。
現在、某駅の駅長さんである。
深閑とした駅前に車を停めて。
切符売場の窓口の向こう側に座っている駅長さんに声をかける。

「駅長さん、切符売って下さいな」

こちらをジィ〜ッと見ながら。
ニッコリ笑顔になった途端。

「おぉ〜よく来たな! まぁ、こっちに入れ入れ!」
「ご無沙汰してます。お元気でしたか?」
「ピンピンしてるぞ! で、今日はどうした?」
「信州観光ですよ」
「そうか、そうか」
「電車の写真と切符もお願いしたいんです」
「切符は始発駅と終着駅を買っていけ!」

コーヒーを入れつつ、あ〜だこ〜だとお話しになる。

当時の課長は温泉に入るにも。
“いざ!鎌倉!!”
で片膝を立たせた状態。

絶えずタバコを吸いつつ。
パタパタと足音を鳴らして歩き回っていた。

毎晩、焼酎をすすりつつ。
笑い話しに興じていたが、とても熱い人であった。
曲がったことが大嫌いで、後輩の面倒見の良い人だった。

だから。
信州に寄ると、駅に顔を出すのである。
その人格は。
駅長さんでも健在であった。

「じゃ、二枚お願いします」
「これはプレゼントだから、もってけ!」

記念切符を手にしていた。

「もらってもいいんですか?」
「駅長の権限だから大丈夫だ」
「ありがとうございます!」

しばらく歓談させてもらい、お暇する。

「また寄ってけや!」
「もちろん! ありがとうございました!!」


その路線を走る電車は1時間に数本である。



駅長、渋ちゃんも坊主仲間に参加。




☆ ☆ ☆

「時間も十分ありますから、一般道で走りますよ」
「ええよ」
「どこか目的地はありますか?」
「友人に教えてもらったのは、紅葉は黄色、諏訪大社、片倉館、造り酒屋」
「じゃ、回っちゃいましょう」

「昼過ぎに坊主君と諏訪で待ち合わせしてるねん」
「了解しました」

「先に下社の秋宮に向かいます」
「どうぞ、どうぞ」

諏訪には数度訪れていたが・・・

「はて? いつ以来だったかなぁ?」

道中、そのことが脳裏に残ったまんまだった。
が、思い出せない。

数年前に渋ちゃんと話していたのは。

「次回は諏訪界隈を歩きましょう!」
「了〜解! おもしろい場所を仕込んでおいてよ!!」

その程度だった。

   ☆ ☆ ☆

社会の教科書程度しか知識のない私は。
諏訪と聞けば、「精密機械の町」くらいであった。

何十年も後になって。
諏訪に住む友人と話すようになってから。
色んな事を知るようになった。

   ☆ ☆ ☆

「さぁ〜て、下社(しもしゃ)に到着しましたよ」


諏訪湖の南北に二社ずつ四ヶ所に鎮座する社の一つ。秋宮。



坂を少しのぼっていくと、見えてくる。



境内は七五三で賑わっていた。



それほど観光客はいないと思ったけど、そうでもなかった。

☆ ☆ ☆

「バルブ屋のオヤッサンが蒐集した美術品は見てこいよ!」

出発前に伸氏が話していた。

「了解! 寄ってきますわ」
「湖岸沿いだから」
「ほんじゃ、すぐ分かりますよ」
「その隣は時計屋のオヤッサンが蒐集した美術館があるぞ」
「バルブ屋のオッチャンの方にしときます」

下社を出発し、国道を走る。

「竹」と「矢」をモチーフにした屋号の。
造り味噌屋の前を通り過ぎると・・・。

「さっきのが北澤美術館と違ゃうの?」
「あっ、そうですよ!」
「行こ、行ってみよ!」

美術館前では公孫樹の落ち葉が鮮やかである。



フラッシュを焚かなければ写真撮影も結構ですよ、との好意に甘えるも。



感度はISO1600でもブレていた。

☆ ☆ ☆

「開高健が昔、諏訪に来てるねん」
「エッセイに書いてるんですか?」
「“白いページ”だったかな」
「どんな内容だったんです?」
「ワカサギ釣り、馬刺、日本酒を堪能したって」
「冬ですね」
「そう。冬のお花見とでも云うべきワカサギ釣りで唐揚げを堪能して、
 鼻をはじかれそうな寒さの中で飲んだ日本酒が絶品だったとね」
「酒蔵はもうすぐですよ。何件かありますよ」
「試飲させてもらえたら嬉しいね」

車を駐車場に停めて歩いてみる。
国道沿いに並ぶ古い蔵が見えてくると、
お酒の薫りも漂っている。


渋ちゃんお薦めのお酒。



作家が訪れた蔵元では試飲コーナーがあったが。



人が多くて飲み損ねた。

☆ ☆ ☆

携帯が鳴る。

「坊主です。諏訪に10分ほどで到着します」
「じゃ、ICを降りたドライブインで待ち合わせしよう」
「了解しました」

遅れてドライブインに到着すると。
どでかい犬を連れて待っていた。

「まいど、お久しぶり」
「元気でしたか?」
「お陰様でこうして信州まで来てますわ」
「飯、どうしますか?」
「蕎麦屋にでもと思ったけど、時間が遅いんでここにしよか?」
「分かりました。入りましょう!」

スタスタ歩く坊主氏を見ながら思った。
こやつも相当イラチやがな。

「伊那で仕事をしてきて、こっちに戻ってきたんです」
「仕事熱心やねぇ。で、今日はどこで泊まるの?」
「山梨の富士五湖の近所です。ペット同伴が可能なペンションです」
「毎日、世話にたいへんと違ゃうの?」
「ボクはほとんど世話をしてませんから」
「奥さんから見たら、ペットが二匹やね」
「ひどいなぁ〜」


愛犬ジャンボ。おとなしいワンちゃんでした。



小一時間歓談した後、別れた。

☆ ☆ ☆

「ほんのわずかな時間なのに、よく会いに来ますよね」
「それが彼のエエとこで、ちょっと嬉しいねん」
「分かるような気がします」
「この前の墓参りもそうやし、結婚の報告の時もそうやってん」

車は上社に向かっている。

「正月の参拝は多いんですよ」
「四つの神社とも参拝する人もおるんやろか?」
「けっこう」
「ふぅ〜〜ん。すごいな」
「さ〜て、到着しましたよ!」

   ☆ ☆ ☆

一服する渋ちゃんをおいて、先にぶらぶら歩いてみる。


何に使うのか? 私には分からない民芸品。



上社本宮に入り込む。



この景色が契機だった。



朝から引っ掛かっていた事がうっすら晴れてきた。

☆ ☆ ☆

「渋ちゃん、思い出したわ」
「何がですか?」
「最後に諏訪に来たのは松本さんとやわ」
「そうなんですか?」
「松本さんと最初で最後の旅行をした時に諏訪に寄ったんやわ」
「ふむふむ」
「支配人の様態が悪化したから、本宮でお守りを買ったんも思い出した」
「そうだったんですか」
「思いは叶わず、支配人の棺にお守りを入れたんや」
「・・・」

「しかも、松本さんも故人やんか」
「そうです」
「これで諏訪に来た理由が解明したわ」
「理由があったんですね」
「あってん! 精算するためには諏訪に来んとアカンかったんやね」
「ホッとしましたか?」
「もう、納得」
「そう云われたら嬉しいですよ」
「納得したら寒くなったから、温泉に行こ!」


黄色を意識したら・・・



こんな名称の温泉が旅人には楽しかったりするんです。



その夜は。いつもの焼肉屋で宴会。



人に出会うのは素敵であります。


<初冬の信州旅行 二日目 編>


嬉しいことに。
消失したデータが残っていた。

ですから、続きを書きます。

   ☆ ☆ ☆

先日の食べ過ぎ、飲み過ぎもなんのその。

11月9日は。

「ちょっと張り切って遠出をしよう!」

渋ちゃんのパジェロに乗り込み。

「いざ、出発!!」

   ☆ ☆ ☆

持参した白井貴子のCDを聴きつつ。

「懐かしいなぁ。。。」
「これが新しいアルバム」
「この曲、エエでしょ?」
「コンサートに行きましたよ」

などなど話しつつ、目的地に向かう。

こんな道をドンドン登って行った。



☆ ☆ ☆

始発のバスに乗り込もうと思うもちょっと早かった。

「うぅぅ、、寒っ!」

気温、0度。

渋ちゃんの防寒着をお借りし、着込んで待つ。


始発のバスで15分。標高1500mでこの階段が待っている。



急峻な峡谷に待っていたのは・・・。



足の竦(すく)むようなダム。



やっと来たよ。



シーズンを外していたので、人はほとんどいない。



慰霊碑の前で手を合わせる。



☆ ☆ ☆

あまりの寒さに足が痙攣(けいれん)する始末。
しかも。
酸欠で気分まで悪くなってきた。

下りのバスを待つため。
暖かい待合室に避難する。

「次回はスキーウェアー持参やね」
「やっぱり半端な寒さじゃ無いですよ」
「今は海抜1m地域に住んでるから、キツイわ」
「じゃ、温泉に入ってから、新蕎麦食べますか?」
「大町界隈でお薦めがあるの?」
「ちょっとね、任せといて下さいよ!」
「了〜解」

   ☆ ☆ ☆

先ずはガチガチと鳴る歯を止めるために。

ざぶん。

「ハァ〜生き返ったよん」


大町温泉郷に向かってドンドン下っていく。



☆ ☆ ☆

心身共に温ったまった。
すると小腹が空いてくるものである。

「ここから30分くらいで到着しますから」
「ちょっと期待満々なんだけど」
「大丈夫っす!」

   ☆ ☆ ☆

渋ちゃん、道に迷う。

   ☆ ☆ ☆

予定よりも大幅に遅れるも。
道はつながっている。

その地域は原風景を感じる里であった。
その某蕎麦屋さんの暖簾をくぐる。


そば粉を挽いている水車。



私流、新蕎麦の美味しいいただき方をば。
チョロッとご紹介。

お酒と肴を頼んでから。



しばらく堪能し。



頃合いを見ながら、「もり」を注文。



嬉しくなると、温かい蕎麦を追加します。



毎度毎度、こうではありませんが・・・

☆ ☆ ☆

「さ〜て、ぼちぼち引き上げますか?」
「ご馳走様です」
「美味しかったわ〜」
「よかったぁ〜」


喧噪がないのが嬉しい。



☆ ☆ ☆

帰り道に友人宅へ突然訪問することに。

「今、焚き火してるから来たらいいよ!」
「サンキュー!!」

前々から焚き火をしたいと思っていたんだけど。
まさか、そのチャンスが到来するとは・・・。

「ラッキー!!」


最近、友人が飼いだしたワン子。



魅了されて、何時間も焚き火の前から離れられなかった。



納得!!

☆ ☆ ☆

この日の晩ご飯は。
伸さん宅でおよばれ。

瞬く間に缶ビールが空となり。
瓶ビールもドンドン空いていくのであった。

ちょっとしんみりしたんだけどね。

   ☆ ☆ ☆

明日は最終日。
明日も早起きだぞ!

   ☆ ☆ ☆

二日目がやっと。

か・ん・け・つ


<初冬の信州旅行 最終日 編>


二日目の晩は伸氏の邸宅でご馳走になった。
ビールをゴクゴクと呑む呑む。
お一人4リットルほど流し込んで終了となった。

「明日はどうすんだ?」
「朝一番のバスで観光してから、帰路に着きます」
「ボクは午後から仕事です」
「そうか、気をつけてな」
「お次は来年ですわ」

朝一番のバスは沢渡を6:30発。
車で小一時間走ったら余裕で観光が出来る。

   ☆ ☆ ☆

行くにはそれなりの理由があるんだが。
先月、秋田の一平君と二人で呑みながら話した時に。

「信州を家族に見せたいんですよ」
「アクセスがたいへんやね」
「それと商売を空けられないんですよ」

それを思い出していた。
秋田では世話にもなったし。
このHPを彼も見てる。

「代わりに写真でも撮ったのを見てもらうか」

それを最終にする心づもりでいたのだ。

「ほんじゃ、明日は早出するから。渋ちゃんは寝といてな」
「了解しました。おやすみなさい」
「おやすみ」

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バス出発の6時30分は布団の中だった。

一平君、ごめん。


本日はマクロレンズを試してみよう!



☆ ☆ ☆

「渋ちゃん、おはよ」
「・・・あれ?」
「ささ、朝ご飯食べに行くよ!」
「・・・はい?」
「朝ご飯やがな、朝ご飯!!」

“これ以上、訊くな!”

眼から光線をバンバン発射した。

   ☆ ☆ ☆

朝食を済ませ、渋ちゃんにひと言。

「道祖神でも撮ってから帰るわ」
「おかよに連絡してみますか?」
「おったら、案内してもらうわ」

連絡してみると。
午前中なら大丈夫とのこと。

「昼はご馳走するから、ちょっと案内頼むわ」
「あいよ」

渋ちゃんと挨拶を交わす。

「じゃ、また来年に」
「今度は甲子園で応援やで!」
「分かりました」


道祖神は三叉路に祀られていることが多い。



☆ ☆ ☆

「おかよ、突然でごめんなさいね」
「実は私もそんなに知らないんだよ」
「そこら中にあるんと違ゃうの?」
「確実なのは穂高駅の観光で道祖神マップをもらうことだよ」
「それやったら・・・」

安曇野在住10年選手なのに。
ご存じないようなので、穂高駅に向かう。

   ☆ ☆ ☆

「朝ご飯食べてないから、そこの“おやき屋”で買ってくるわ」
「どうぞ、どうぞ」

おやきをパクパク食べながら、道祖神マップを見てみる。

「メッカとあってたくさん祀られてるやん」
「ほんとだ」
「おかよの家の近所にもあるがな」
「へぇ〜、ほんとだ!」
「車をそこらに停めて、歩いてみよか?」
「あいよ」




縁結びや、無病息災や。



場所場所によって複数祀られていたり。



色彩豊かなものもある。



☆ ☆ ☆

1時間ほど歩いていると。
あるわ、あるわ。

「全部見ようとしたら、数日掛かりやで」
「自宅前にも祀ってたりするんだね」
「縁起物やからね」
「こんなに祀られてたとは気づかなかったよ」
「あるもんやね」

   ☆ ☆ ☆

「さて、蕎麦でも食べに行きますか?」
「どこがいい?」
「近くて、おいしい店」
「なら、その道を左に曲がってくれる」
「オッケー」


この時期、信州は新そばを告げる看板だらけ。



盛り蕎麦を二枚。ズズズーッと一気にすすり上げた。



何度食べても、美味しいねぇ。

☆ ☆ ☆

【後記】

 諏訪のご友人からは“私の知らない諏訪を教えて下さい”とあった。
 出来たかどうか?
 ご判断して下さい。

 食事中、故人に涙する場面もあった。
 が、それも供養ですね。

 二日目の写真が消えたのは仕方なし。
 次回は注意しつつ、もっと驚くような写真を撮ってきます。
 渋ちゃん、来年は接待してもらうよ。

 伸さん。
 一度、検査してみて下さいね。
 病院は近所なんですからね。

 今回もいろんなご友人に助けられて、楽しい旅をさせてもらった。
 感謝、感謝であります。


<渋ちゃんが甲子園にやって来た 編>


9月22日。
ジャイアンツと同率首位。

甲子園の聖地に渋ちゃんがやってきた。
ズバリ、ライト応援席での観戦である。
「昨日から寝てませんよ」

目を爛々と輝かせ、気もそぞろに会話する。

「もう、球場内に入りたいでしょ?」
「僕も大人ですから・・・」
「回りはユニフォームを着た応援客ばっかなんだから、
 着替えてから球場に行った方が楽しいよ!」
「じゃ、着替えます」

     ◆

「お金がじゃんじゃんあったら、アルプスのグッズを全部買うのになぁ・・・」
そんなことを呟きもって、球場に入って行きました。

お会いした時間は30分でした。


五年前にプレゼントしたTシャツを着込み。

 

本日、ショップアルプスで購入したユニフォームでいざ!



渋ちゃん、必死に応援してきてよん!!


<渋ちゃんが神戸にやって来た 編>


9月6日(土)

タイガースファンで。
お好み焼き好きで。
大阪人好きの渋ちゃん。

今回、初めて関西の地にやって来た。

目的はコンサート。
彼はアンジェラ・アキさんの大ファン。

今回、大阪城ホールでの弾き語りチケットを手に携え、
はるばる信州からやってきた。

コンサートの前日に関西入りしたので、
夕方より神戸に集合。

先に奥ちゃん家族が神戸の観光案内をし、
私がビヤ・ガーデンで待っているという段取りになった。

信州での宴会でもそうなように、
話題盛り沢山に大口で笑い、
どんどんとジョッキを空けていくのでした。


写真はこれ一枚。



お二人のビアガーデン、デビュー。

鳥の唐揚げとガーリックパンをいたく好んでおりました。

次回はバッチリ撮りたいと思います。


<信州墓参り 編>


7月12日(土)

早朝から信州に向かって車を走らせた。
故人の四十九日に近い日に照準を合わせ、墓参りに行くのだ。

ここ数年の信州行きは、いつも目まぐるしかった。
だから今回は二泊予定で準備していた。

事前に中継地点となる太田さんに連絡。
泊まる宿舎を確保。
初日はのんびり爽やか信州を満喫とばかりに。
安曇野界隈での観光をする予定でいた。

幸いにも信州に住む友人(おかよ)が観光の案内役を買って出てくれた。
待ち合わせ場所と時間に間に合うように走っていた。

早朝は高速も空いているのでスイスイ。
小腹もすいてきたので、朝食を兼ねて恵那山SAで休憩する。


天玉そば。



信州でも蕎麦尽くめなのに、注文してしまうのである。


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予定の時間に到着し、おかよが来るのを待つことにする。
行きたい場所は決まっていた。

@大王わさび園。
@いわさきちひろ美術館。
@石松庵の蕎麦。

少なくともこれだけは制覇したい。

それにしても、暑い。
ホントにここは爽やか信州なのか?

そんな事を考えていたら、やってきた。
「元気だった?」
「お陰さんで。あんたの調子はどうなの?」
「まぁまぁかな」
「まぁまぁなら結構なことだわ」

「どこから観光しますか?」
「大王ワサビ園から」
「その次は?」
「蕎麦」
「父ちゃんも蕎麦を食べに来るって」
「どうぞ、どうぞ」

「で、その後は?」
「美術館めぐり」
「りょ〜かい」


夏のワサビは日除けを張り巡らされてるんです。湧水は冷たい。



さ〜て、昼ご飯。いつものお蕎麦屋で盛り蕎麦を注文。

友人の父ちゃんも合流し乾杯!



追加で。おろし蕎麦も追加するが・・・。きつかった。



蕎麦の量が多いお店なのです。


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お腹も満腹。
「いわさきちひろ美術館にGO!」

・・・感想。
「もう、いいです」


商業主義に則った美術館だから仕方ないと一人納得。



悔しいのでソフトクリームを食べた。

これは練乳のようなソフトクリームで痺れた。


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「渓谷の写真を撮りたいんだけど」
「私の知ってる場所でいい?」
「もちろん、連れてって」
「は〜い、ここ」

車で数分の。
先ほど走った場所なんです。


簡単に紹介されるとは知らず。



一歩前に進んだだけでこの場所に。

癒しの風景は。見る目を持つ人にはそこら中にある。

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私の好きそうな場所として連れていってくれたスポット。



安曇野公園のニジマス。岩魚等々もいるんだ。


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「明日の墓参りに同行するよ」
このひと言で案内役のお一人が仲間に。

夕方、波田の高級ホテルに到着。
このあと、夕食時に合流する渋ちゃんを待つ。

汗だくで塩を吹いているので、シャワーでも浴びる。

カラスの行水である私は一瞬のうちに済ませてしまう。
(洗う面積が少ないためである)

部屋でゴロゴロし、ゆったりと過ごすと電話が・・・。
「早めに到着しそうですので、もうちょっとお待ちを!」
「は〜い、了解!」

18時過ぎ。
仕事場から直行してきてくれた渋ちゃんと近所の焼き鳥屋に入る。
「生ビール三つ!」
そして。
「一年ぶりの再会に乾杯!!」

アハハハ、イヒヒヒ、ヘヘヘヘ、・・・・

時間は瞬く間に過ぎ去り、雑魚寝部屋で二次会。
色々な思い出話が浮いては消え、浮いては消えする。

それでも。
ズ〜ンと眼の奥が重くなってくる。

それもそのはず。
日が変わろうとしている。
24時間近く寝てないがな・・・。

「疲れたし寝てないから、休むわ」
ゴロンと寝転がると・・・。

「ダメだ!起きろ〜!!」
と、一人が大魔神に変身したため寝かせてくれず。
寝たふりをして、そのまま寝ようと試みるも。
背中を蹴られたり、揺さぶられたり・・・。

これで目が冴えてしまい、諦めて起きあがる。
結局四時までチビチビ飲み明かす。
実に二十六時間の荒行であった。


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翌朝、ゆっくりと目覚め。
渋ちゃんの買ってきたおにぎりを食べて。
二人より先に太田工房へおもむく。

「おはようございま〜す!、今日はよろしくお願いします!」

仕事中の太田さんと本日の工程等々を確かめる。
「思ったよりも参加者が増えたからね」
「何人くらいに?」
「全員で8名位になっちゃうね」
「そう言えば、坊主氏も電話がありましたよ」
「そうなの?」
「時間に都合が付けば来ますって」
「じゃ〜、10名だね」

そんな話しをしているとお二人登場。
「堀金に向かえに行ってきてくれるかい?」
「アケミ女史ですな、了解」

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7月13日(日)が動き出した。


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先ずは居る人だけで記念撮影。



そして楽しみにしていた盛り蕎麦。 ここで一名追加。



二皿目は田舎蕎麦。もちろん完食。店の名前は秘密。



昼餉の後、二名追加で松本を出発する。


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満杯の車は高速を走り、もう一組と合流。
これで本日の参加人員は全て揃った。

一路、飯山に向かって走り出す。

インターを下りて、花や線香やを調達。
「お酒も一本持って行きましょう」

戸狩スキー場隣の高源寺へ。
案内役の私がちょっと戸惑うも、お墓に到着。
ササッと準備し、一人一人墓前に向かう。

「おい、坊主君タバコは?」
「松本さんにタバコ恵んでもらって、キャスターになったんだよなぁ〜」
「じゃ、一同合掌!」

「場所はスペシャル砂利道路を駆け上った所だから。」
「凄い道を走らせますよね」
「帰りはバックでしか下れないし・・・」
「選ばれし者だけが車で上がってこれるんです」

「ほんじゃ、記念撮影するからみんな集まってちょ!」


は〜い、1+1は?



左下段のオジサン、笑って下さいよん。

本邦初公開! 坊主君の奥方。2月14日に入籍した新婚さん。



数年前の東京でお世話になった以来のK君夫妻。



そして、モデル撮影会。



ちょうど紫陽花が真っ盛りだったので一枚。



ここで坊主君夫妻とはお別れ。お疲れ様でした〜!

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夕餉は焼肉で宴会。同行のご家族も集合し一層賑やかになるのです。



双子の赤ちゃん、琉偉くん・永和くんのどちらか。



もう一枚撮すから、いい顔してよ!



この日も飲んで食べて二次会やって、大魔神が出現し、終了した。

やっぱり、長〜〜〜い夜だった。

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毎度、お世話になる太田さんに感謝。

集まる皆さんに感謝。

次回も笑顔で集合しましょう!!

参加出来なかった御仁も次回は是非。

ありがとうございました。