<丹後半島旅行編>


どっかーーーん!!!!




冬の日本海を代表するこの料理。
カニ刺し、焼きガニ、カニしゃぶ、カニ味噌・・・。
芳醇(ほうじゅん)としたカニの匂いがプゥーーンと漂いだして。
ひとくち頬ばると・・・。
うぅぅぅん、堪らん!!

・・・こんな想像してませんか?

だけど。
新鮮なカニはあまり芳醇な香りはしない。
むしろ無臭に近く、部屋中にもカニの匂いは充満しない。

しかも。
それぞれのカニで味が違う。
カニ味噌なんて、もっとも顕著。

まだある。
身も部分によって全く味が異なる。
普通のアシ、親指のツメ、腹部。

また、食べどきもある。
どのタイミングでどの部分をどう食べたらよいか。

これらのことを今回、懇切丁寧に教わりました。
お世話になったのは 『富而(ふじ)』 さん。

以前、両親がお世話になった旅館です。
よっぽど印象深かったのか。
帰宅後、何度も何度も聞かされました。

で、今回。
食べてきました!!

この日の泊まりは私達だけだったのでまさに貸し切り状態。
食べ方・焼き具合・味加減等々。
女将さんが付きっ切りでカニの面倒を見てくれ、大名のような食べ方をさせてくれました。
もちろん、泊まり客が多いとこんな事は出来ないよ。

ご主人はというと。
カニの鮮度を最大限活かすように、客の食べ具合を見ながら、次に出す身をさばいているのだそうです。

今回の順番は。
カニ刺し、焼きガニ、カニ味噌、カニ味噌に焼きガニを付けて、親指のツメ、カニしゃぶ、水炊き、雑炊。
生唾が湧いてきたでしょ?

そろそろ、こういう声が聞こえそうです。
説明はもういらん!
写真を見せろ!!

ハイハイ、ではご覧あれ。


左:カニに付いている青タグ。これが正真正銘の証なんです。
右:今回のお刺身は石鯛メイン。甘エビ、カンパチ、ヨコワにイカ。これも美味しい!!

 

左:カニ味噌を焼くところ。左右の味が全く違うんです。今回は好みが違ったので喧嘩にならず。
右:私の食べたカニ味噌。 「はい、どうぞ」 と出された時に一気に食べること。

 

左:お世話になった 「富而(ふじ)」 さんのご主人と女将さん。
右:旅館の近所の「網野神社」へ。もう雪囲いがされています。

 

左:琴弾浜へ。スリ足で歩くと、キュッキュッと砂が鳴ります。
右:砂は細かいよ。だから、ハイヒールなんぞで行くのは御法度。砂だらけで鳴き音を聞けません。

 

左:足を延ばして間人(たいざ)漁港まで。ここで揚がるカニが幻の間人ガニ。
その価値は請求書にキッチリと書かれてます。ちゃんと理由もあるんだけど。

右:高気圧張り出してきて、好い感じに・・・。磯釣りがしたくなるね。(^^)

 

左:帰りのお昼に出石の蕎麦屋へ。・・・駄目。 納得出来ず、次の店へ行くも・・・。
蕎麦は信州ということで、無理矢理納得させる。
右:土産物屋で見つけたもの。藁で編んだ鷹の爪は「魔除け」。買いました。

 














あー、同伴者は。















色気ねぇ〜・・・・。


<京都紅葉狩り日帰り旅行編>


11月14日。AM10:00。
JR芦屋から新快速で45分。
JR京都駅は日曜日にもかかわらず、大変な人混み。
それもそのはず。ただ今紅葉の真っ只中。
その紅葉を楽しもうと、ここに4名が集結した。

メンバーは川越さん、貫禄たっぷりの明石さん、やつれ気味の野村さん。
久しぶりの再会である。

挨拶もそこそこに明石さんから印刷された紙を手渡された。
ズラズラズラッ(カツラじゃないよ)と書かれた文字を読んでみると・・・。

2分咲き。
3分咲き。
1分咲き。
  ・
  ・
  ・
・・・お寒い数字が。

「それでも洛北あたりが5分咲きやし、そっちに行ってみよか」との一声で行き先が決定。
そのコースとは。
曼殊院(まんしゅいん)→圓光寺(えんこうじ)→詩仙堂(しせんどう)。

JR京都から地下鉄で「北山」に行き、タクシーで曼殊院を告げ数分(約¥1000円)。
オォォーッと、色付いてる色付いてる!

周りではお兄ちゃん、おばちゃん、お姉ちゃんがデジカメや携帯で構えている。
中には、時価ン十万円は下らない最先端のカメラで構えている人もいる。
こちらも負けじと、さっそくカメラを取り出し記念写真をパシャ。
その後は赤い葉っぱを眼にするや、パシャパシャパシャ。


1枚目は記念写真。 はいチーズ。



曼殊院庭園。 左:鶴島。樹齢400年の五葉松が鶴をかたどっている。 右:亀島。

 

左:東京に住む京都育ちの桑田さんに電話しているところ。 右:曼殊院門跡にてパシャ。

 

さーて、ここからは紅葉集。 問題は見たように写っていないこと(^^;

 

まー、憎たらしいほど洗練され、配置され、色付いてます。・・・歴史ですなぁ・・・。

 


曼殊院を後にし、次の庭園に向かってトコトコ歩き出す。
肌寒かったこの日、歩くには絶好のコンディション。
お互いの近況を話し話し、周りの風景を見回し、ジィーッと並んでいるマイカーを横目にすり抜けて行ったり。

ほどなくして圓光寺に到着。
拝観料を支払って中に入ると、水琴窟(すいきんくつ)が待っている。
ここの庭園もお見事。
ため息が出てしまいます。


左:風情ある道を歩きます。 右:水琴窟の音色は、超良質の木炭を軽く叩いたような感じ・・・かなぁ。

 

左:「琳派(りんぱ)」の筆による派手やかな襖絵(ふすまえ)。作者は知りません。
右:「カメラ、カメラ」とお呼びになる川越さん。紅葉を背景に。

 

この位の大きさだと分からないが、実寸法ではピンボケでボツ作品! 誤魔化して使用。

 

左:本堂にあがり、正座し、心を落ち着かせ、庭を眺めてみると・・・。 右:角度を変えると新しい彩りが。

 


そして、詩仙堂へ。
時間もお昼過ぎだったので、いっぱいの人。
落ち着きも何も有ったものではない。
それでも、庭園を撮ろうとすると「容量が足りません!」とカメラから警告が・・・。
仕方なく、ボツ作品を何枚か消去し容量を確保して撮す。(こんなときデジカメは便利)


詩仙堂の庭園写真はピンボケで壊滅状態。クソッ! 生き残りの一枚はススキが輝いてました。




午後13時もまわり、お腹もグゥーっと。
三条に戻ってから昼食ということで。
叡山電鉄「一乗寺」からガタゴト揺られ、「出町柳」でお京阪に乗り、「三条」到着。
先斗町に足を運び、キューッとビールを腹に入れるのでした。

美味い!!


三条から四条に向かって撮した先斗(ぽんと)町。茶色の大きな建物は舞子さんが踊りを見せてくれる場所。
河原に並ぶポツポツは京都名物。夏になるとこの幅が1mづつに。が、熱い当人達は知ったこっちゃーない。




JR京都に戻り、川越さんと別れ、男三人で二次会。
しこたま日本酒を飲みました。
切り上げる時間を大幅にオーバー。

それでも、美味い!!

ヘロリンとなって電車に揺られながら、戻ってまいりました。(^^ヾ

ありがとうございました。


<信州〜北陸編>

  2004年4月24〜26日とあちこちに出没してきました。

@信州、松電乗鞍高原ロッジでOB会の会議。(…と称した飲み会)
@金沢でどえらい日本工芸作家さんとロッジ後輩生との異色な飲み会。(…)
@石川県山中塗りの現場見学。(…)

24日早朝に自宅を飛び出し中津川から19号線を走り、アトリエ・シンさん家に向かいました。
道中はまずまずの快晴。
「ええことありまっせー!!」のウキウキ気分。

アトリエの太田さんとは約半年ぶり。
「お遊び」と称して、光のオブジェの塗り物をされていました。

お昼前に蕎麦に行くこととなっており、現場では渋ちゃんと待ち合わせ。
予定では計5名、だったのですが…。

北信から来る予定だった福与君はお子さんの体調が悪くなりキャンセル。
千葉からやって来る岩瀬君は寝坊。
13:30頃松本駅到着の連絡が届きました。
結局3名となり、穂高の「上条」という洒落た店でお蕎麦を啜るのでした。

お蕎麦を食べ終え、太田さんは木曽平沢に出張後、乗鞍へ。
渋ちゃんと私は岩瀬君を迎えに行き、乗鞍へ。
穂高で別れました。

松本駅で岩瀬入道のお出まし。
約一年ぶりの再会。
快活なしゃべりは健在。
挨拶もそこそこに乗鞍に向かうのでした。

ロッジに到着するやいなや、「くぅぅ、冷たい!」ビールで乾杯!
そして、温泉。
ひと汗流してからはひたすら飲んで、馬鹿っ話しに腹を抱えて笑い興じているのでした。
こんなことって滅多に経験できないんだから貴重貴重。

薮原では太公望が釣りに勤しんでいました。いいなぁ〜。
薮原峠を越えて、奈川村での写真。

  

「タラの芽」です。撮影後はもちろん酒の肴です。
工房前には「リンゴの花」が満開。

  

穂高に行く途中、菜の花畑での一枚。
「上条」のお蕎麦。出汁は辛み大根の汁。味噌を溶いていただきます。
…美味しいとは一言も言ってないよ。

  

岩瀬入道。去年大事故をやって入院するも復帰しました。
温泉でモデルになってもらいました。茹で蛸状態。

  

去年、リニューアルした温泉。一年経つと古風な味わいになってます。
今思えば、バイト時代「掛け流しの温泉」に毎日入ってたんです。
ほんと、贅沢だよなぁ。
堀さん・丸さんともお元気です。夜は延々と続き、最後は「らーめんバー」で締めたのでした。
この日の晩は雪が舞って、翌朝は積もってました。

  

====================================続く=====

翌朝25日、心地よい二日酔い。
普通なら、オェーオェーと涙目になっているんだけど、セーフ!!
早朝5時っくらいに、アルコールを抜きに温泉へゴー!
もちろん誰もいない。

温泉から出て、再び布団に潜り込んでうつらうつらする。
とっても心地よい時間なんだなぁ・・・。(^^ヾ
フゥーと気付くと、8時前の朝食タイム。
思いっきり熟睡してるがな。

「朝食はパス」の入道君を放ったらかし、朝ご飯を頂く。
帰り支度をし、時間までロビーの椅子で談笑の再開。
みんな、好きだからねぇ…。

そうこうする内に移動時間に。
岩瀬入道は千葉へ帰宅。ほんまにお疲れ様。
駅までは渋ちゃんが送っていってくれました。

その間に、私達はお土産を買いにデパートへ。
渋ちゃんが帰ってきて3名で昼御飯を食べて、そこでお別れ。

ダジャレ好きの太田氏と一路、加賀前田藩のお膝元金沢へ。
安房(あぼう)トンネルを抜け岐阜県に入り、熊牧場には目もくれず、奥飛騨温泉郷を通り過ぎ、神通川の支流の高原川の新緑を右に左に見ながら、神岡まで快適ドライブ。

さて、ここで問題?
岐阜県神岡町には何があるのでしょう?
答え・・・スーパーカミオカンテ。
ニュートリノを掴まえる装置です。(しかし。それだけしか分かりませんでした)
道の駅に装置の一部が展示してあります。

分からないことは、そーっとしておき富山に向かう。
高速富山ICに入る手前で給油。
北に向かって右手に立山連山がぼやけながらも見えている。
でっかく、長い。

「写真、写真」と唱えるも場所が分からない。
太田氏が「高速に上がったらPAから撮れる」と言うので、高速でPAを目指す。
呉羽パーキングエリア到着。

…障害物が多く、山が見えづらい。
仕方なく、金網を乗り越え一般道の橋の上からパシャリ。

よい子は真似をしてはいけません。


乗鞍岳は真っ白。雪はまだまだ降るそうです。そう言えば、この頃のドカ雪は掻くのが重くて嫌だったなぁ。
高原川は新緑でキラキラ。もちろん、釣り師もいっぱい見かけました。

  

霞んで見える立山連山。非常に長くカメラに入りきらず。この写真の両方に山はまだ続いています。



====================================続く=====

そして走ること1時間。
金沢到着。
泊まるお宿は主計(かずえ)町の「木津屋」さん。
晩にお会いする蒔絵の先生に手配して頂きました。

その前に。
一昨年、ロッジで働いていたという示村(しめむら)嬢が宿にやってきました。
太田さんがお呼びしたそうです。

前日の晩、見事に野郎だけの飲み会だったので華が咲いたようなもんです。
挨拶させてもらってから、東町を案内してもらいました。
金沢の観光ポスターでよく見る場所は、日曜の夕方だった為か少ないものでした。

それにしても、風情がありますね。
お店の中も華やかなんだなぁ。
通りを着物姿で歩いている人を見かけましたが粋なもんですよ。
カメラを向け損ねて、見入ってしまいました。(;´∀`)

蒔絵の先生から遅れるとの連絡があり、先に先生の予約しているお店に入りました。
昔はお茶屋さんだった店の屋号は「玉とみ」さん。
知っている人ならまだしも、一元には敷居の高そうなお店でした。
日曜日にお店に行くなんて野暮なんだそうですが、おかげで他のお客さんはいらっしゃらず。
大きな顔で生ビールをいただきました。

この日、甲子園では巨人相手にタイガースが苦戦していたのですが、ここの大女将は松井のファンでありタイガースの熱狂的なファンだと知り益々居心地が良くなっていくのでした。
お客さんの居ないことを好いことに、テレビで応援しておりました。
この日の試合もハラハラだったんだよなぁ。

そうこうしているうちに蒔絵作家、市島桜魚(おうぎょ)先生の到着となりました。
日本国宝の蒔絵作家大場松魚氏に弟子入りし数々の展覧会で入賞、現在は金沢学院大学美術文化学部助教授でいらっしゃいます。
氏の作品は名前で検索するとヒットしますんで、是非ご覧下さい。
そのほうが、お伝え出来ると思います。

作家と聞くと、とっても気難しく近寄りがたい人と思ったのですが、気さくな楽しい先生でした。
もっとも、金沢の小料理屋さんでタイガースを大声上げて応援している私の方がよっぽど変なオジサンだったはずですが。
先生が合流し、タイガースが勝ったので冷酒を頼みました。
…これがいけなかった。

ほぼ記憶がトリップ。
追い打ちをかけるように、二件目のBARでワインをゴクンゴクン。
気付けば、布団の上でした。

反省しなきゃーいけないのに…。
♪〜分かっちゃいるけど、止められない。♪

どうも、申し訳ございませんでした。m(。_。)m


主計町の茶屋街。桜が咲いていたなら「さぞや絵になる」場所です。
ひがし茶屋街は有名な場所。粋なダンさん衆が歩いておりました。

  

「玉とみ」さんで記念撮影。太田さん、市島桜魚さん、示村女史。この時には記憶がありましたが…。
ひがし茶屋街でのお二人の撮影は憶えていません。翌日、写真をチェックしていたら写っていました。
ピントが合っていて、ホッとしましたよ。〔*´Д`*〕

  

示村さん、ロッジ会は参加するんですよ!

====================================続く=====

最終日26日。
金沢から約1時間の距離にある山中町へ。
「仕事」欄でもご紹介しているように山中塗りの聖地に行くことに。

二日酔いで、足が地に着かない状態で出発。
いくら水を補給しても、全然出ない。
身体中の細胞という細胞がカラッカラなのだろうと、グビグビひたすら水分補給に努める。

道中、隣の太田さんもダジャレが出ない。
そうこうするうちに山中町に到着。

一軒目に木地屋さんの「大島漆器店」に挨拶に伺う。
社長に開口一番「昨日は、よー飲んだんですなぁ」と。
二人「・・・・」

社長と太田さんの商談を聞いた後、木地作りの現場を見せていただく。
この地の漆器作りも分業制で、木地屋さん、塗り師さんと別れているそうです。
この日はお椀の削りをなされていました。
お椀に職人さんが鉋を近づけるとクルクルッと木屑が出てくる。
説明を聞いていると、鉋はすべて自家製だとのこと。
結局、最終的には自分が作るモノが一番だと。
その後、乾燥させたり等の行程を聞きました。

最後には「見本品部屋」に案内され、展示されている作品をじっくり見せてもらいました。
「・・・」声が出ない。
品数が多いのと、綺麗なのである。
以前には、高円宮様ご夫婦もお出でになったそうです。

残念ながらカメラの電池が無く、写真にはわずかしか撮ることが出来ませんでした。
だから、自宅で撮影したかったので酒杯を買わせてもらいました。
しかし、本物を見るのは大切ですね。

大島漆器さんを失礼し、次に「崎浦漆器」さんを伺いました。
「仕事」欄で紹介させてもらっているお店で、塗り屋さんです。
ここでも、太田さんは社長と商談をされていました。
太田さん、仕事してはるやん。

私は仕事場に案内してもらい、実際お椀に塗ってもらいました。
社長曰く「最終仕上げになるので、埃が出ないよう合羽を着用するんです」と。
また「テレビで作務衣を着て塗ってますが、あれはジェスチャーでしょうね」と。

ユニクロのフリース姿で仕事場に入らせてもらった私は身動き出来ませんでした。(^^;
しかも、呼吸もそぉーとしてましたよ。(^^;(^^;

この前も友人の刀剣彫刻を見せてもらったのですが、「手間がかかってるなぁ」と素直に思うのでした
考えてみると、何でもかんでも「安い」「高い」の価値判断だけに踊らされて、その経緯を全く忘れてしまっているんだよな。
かと言って、一つを購入し後生大事に使うと滞るし。

うぅぅぅん、と唸るばかりでした。


削りをやってみるか、と言われましたが。…できないっす。BGMには山下達郎が流れていました。
棗の茶入れ。柳の枝や葉は塗り師さんの手書き。細かすぎて写らない。
ここではトップ級のお値段だそうです。でも、あえて聞きませんでした。

  

お土産用に買わせてもらった酒杯。杯にお酒が注がれると光の加減で花びらが浮いたようにみえるんです。



塗って乾燥させる行程を8回繰り返すんだそうです。
社長も太田さんも浮遊している埃を即座に見つけていました。私は見えなかったんです。
三代目「崎浦漆器」の崎浦社長と太田さん。

  

お昼をご馳走になり、午後早々に関西目指して走り出しました。
車中、太田さんのダジャレに笑わなかったのですが、最後に不覚にも笑ってしまいました。

この日の晩、太田さんは神戸で友人と食事会。
誘われていたのですが、「勘弁して下さい」と深々頭を下げてしまいました。

しかし、しかし。
みなさん、本当にありがとうございました。
滅茶苦茶、楽しい旅になりました!!



<岩井温泉編>

「日本の秘湯を守る会」監修の「日本の秘湯」という本があります。
私が初めてこの本を知ったのは、秋田県に友人(大友氏)を訪ねた時です。
友人の家族がわざわざ関西の珍客のために用意してくれました。

温泉名は「泥湯温泉」
旅館名は「奥山旅館」
その旅館で本を頂戴しました。

GW頃に行ったのに残雪がたっぷり残って、湖は凍ってました。
前年に雪崩で旅館が倒壊し、新築時に行ったのでした。
あまりの鄙びた場所に感動しました。

その後、ちょこちょこと温泉に行ってますが、マニアックな温泉が多くなりました。
北海道なんて、宝庫ですよ!
去年の梶君家族との旅行なんて、温泉マニアには垂涎ものなんですよ。(^^v

話しがそれました。

今回は悲しいことに「釣り」欄に書くことがありません。
ですから、悪運を徹底的に洗い流そうと秘湯に行ってきました。
湯村温泉を西に行くこと約10km。
鳥取県代表の秘湯旅館「岩井屋」さんがそれです。

日帰り入浴(料金は¥750円也)が可能なので、千代川での竿の空振りでかいた汗を流すべく入浴してきました。
平日とあってか、先にお一人だけがお湯につかってました。

私達もかけ湯で身体を流してから、ざぶんと入りました。
深さがみぞおち辺りまであり(深いんです)、湯加減はバッチリ。(ちょっとぬるめです)
じっくりと温泉にまみれながらも、先行のお客さんが出るやいなやデジカメを持ち出しパシャリ。
取材には余念がないのでした。(^^ヾ

お湯は出しっ放しで飲泉可能。飲みましたよ。
が。うぅぅぅん、味が表現出来ません。

この秘湯で心身ともリフレッシュし、心新たに「サクラマス」ゲットを誓うのでした。(^^v


左。私達が入浴した湯船。5人くらい入るといっぱいになる大きさ。
右。流れ出ている湯が飲泉できます。

         

左。女湯にはお客がいなかったので、こっそり入ってパシャリ。実は女湯の方が大きく、露天もあったんです。
露天風呂は上手く写真が撮れなかったのでボツにしました。(´`)

右。ただし書き。シャワーもカランも温泉を使っているそうです。

         

近所には共同温泉もあり、古来より柄杓で頭に湯をかぶる「湯かむり」という珍しい入浴方法があります。
次回はチャレンジしてみようと思っています。

いつまでもポカポカして汗が出てました。もっとも、気温は23℃もありましたが・・・。(^^;

帰りは9号線を走り「ドライブイン日本海」(村岡町)でカレーうどん(これが美味しい!)を食べました。


<野島断層編>

いつもガシラ釣りに行く場所は淡路島の北淡。
高速で小一時間ほどの距離です。

いつもなら浮気もせず、ガシラを釣ったらまっすぐ帰宅するのですが、バラシまくったこの日(3月10日)は寄り道をしました。
阪神淡路大震災で何度もテレビ中継された「野島断層」の資料館です。
釣り場から車で10分くらい。

平日とあって、ゆっくりと見ることが出来ました。
大地があれだけズレたら、あの地震が発生するのかぁ、と思いました。
地球のエネルギーの極々一部なんでしょうが、とんでも無いほどのパワーですよ。

断層の真上にあった家も資料として残されておりました。
台所は当時のままだそうで、壁に掛かっていた時計は5:47を差してました。


左。元々平坦だったのに地震でずれて盛り上がった地面。
右。ずれた方向・角度・距離を差しています。黄色の丸印は以前は繋がった道でした。

 

左。ずれた断層の断面。右の断層が迫り上がったんだそうです。
右。よく上空から中継されていた家。塀のずれは120cmもありました。

 


この資料館の外では、菜の花が満開に咲いていました。