<見せかけの親孝行 編>

親子で旅行なんて滅多なことではしない家族である。
が、たま〜に。
行こうと決意することもある。

美味しい食事にありつけそうな時がそうである。
この時期、日本海には冬の王様が鎮座しておられる。

数年ぶりに食べに行きますか!!

ということで。
日本海は丹後半島へ旅行することになった。

しかし、しかし。
釣りやら何やらで結構足繁く通っている場所なので。
あまり観光気分にもなれない。

そこで。
方々を寄り道がてら、ちんたら走ることにした。


先ずは立杭焼きの郷にある陶芸美術館へ。



中に入ると立杭地区の陶器店がズラーッと所狭しと並んでいる。



これが登り窯。



素敵な徳利を見つけ、値札を見たら“25000円”と貼ってあった。
そろ〜っと元に戻したのは云うまでもない。


立杭の郷を昼過ぎに出発し、お次は伊根温泉へ。
道中は雨がしとしと降り続き、決して快適とは云えないが。
まま、雨も楽しと思うことにしよう!

京都縦貫道路を北上し宮津で高速を降り、丹後半島の先端伊根へ。
普段なら船上でアオリイカを釣っている場所だが本日は違う。
伊根地区のまだ奥にある伊根温泉でザブン。

「あぁぁぁ・・・、疲れを落とすぞぉ!!」
とってもぬるい露天風呂に小一時間の長湯をする。
(寒くて出られなかったのが本音)

それでも汗がホロホロと落ち、芯からポカポカしてきた。
微温湯の長湯はホカホカが持続しますなぁ。。。

ささ、そろそろ網野に向かいますか!

と、そこでトラブルが発生。

半島をグルッと回っている国道が「全面通行止め」となっている。

「やや、、、いかん、いかんではないか!」

迂回路はどうにも怪しい道しか残っていない。
宮津まで帰るのも遠い。

二者択一。

もちろん、怪しい迂回路を選ぶ。
だって、文明の利器「カーナビ」が付いているもの。

カーナビに行き先をセットし発進する。
発進後10分もすると、怪しい迂回路を行けと命令する。
オーライ!とばかりに進むも、ホントに怪しい。
一本道には落ち葉がバンバン。

しかも。
車の通った痕跡がないのである。

・・・不安の2文字が。
それでもナビは行け!!っとばかりに。
抑揚のない女性の声が冷徹に“前進”とおっしゃるのである。

もう背中には冷たい汗がドバドバ噴き出していた。

こんな時。
同乗者がいる事にドライバーは安堵しますなぁ。。。

「ま、道はつながっているから大丈夫でしょ、ははは、、、」
と、ややもすれば会話が途切れがちな状態を打破すべく。
カラ元気と景気の良いCDをジャンジャン流すようにする。

果たして。
道は日本海側のメイン道路に辿り着くのである。
ホッとしながら網野を目指す。

そして、18時前に到着。
今回もお世話になったのは 『富而(ふじ)』 さん。

さっそく食事の準備をしてもらうことに。


前菜の舟盛り。(食べきれないんだなぁ。。。)



そして、ジャジャジャジャ〜ン!! メインの蟹。



お味噌(それぞれ味が違う)は焼いていただき、身は刺身に、焼きに、茹でに。



地酒をコクコクいただき、むしゃぶりつきながら堪能。


これとは別で水炊き用に蟹が一杯。
茹でた蟹味噌をズズズッと豪快に啜らせてもらった。
新鮮な蟹はやはり、蟹独特の匂いは皆無であった。

この日の晩は親子喧嘩もなく、三人川の字でぐっすりと就寝。
翌朝は食べきれなかった鍋で蟹雑炊。
ハフハフしながら完食。

ご馳走様でした。


帰り道は天気も回復し快晴に。公孫樹が鮮やかでした。



帰宅後、晩ご飯はセコ蟹をば。



外卵のプチプチ感、内卵のしっとり感、味噌のネットリ感を大口であんぐり。

ホホ、ホホホホホ・・・・・。

(〜^^)〜 〜| ^ё^ |〜 〜(^^〜)

(〜^^)〜 〜| ^ё^ |〜 〜(^^〜)


<三千院&MIHO MUSEUM 編>

11月26日。

先日のリベンジを果たすべく三千院へ。
朝5時半過ぎに出発。
名神西宮→京都東IC→湖西道路→真野→大原(午前7時過ぎに到着)

ちょっと早いので周辺を散策がてらカメラで撮りまくる。

本日も生憎の曇天模様だけれど。
「な〜に、カメラがカバーするさ!」
・・・しないってば。

開門一番乗り状態だったので。
猪突猛進で一気に撮影したい場所まで進んで行く。

あとはひたすら。
カシャ、カシャ、カシャ・・・・・・・・・・・・

三千院境内には約1時間ほど。
まだ9時過ぎ。

そのまま車に乗り込んだ。
お次は信楽にある MIHO MUSEUM へGO!
「青山二郎の眼」展の陶器、磁器の観賞だぜ!!

琵琶湖大橋を渡り、小一時間。
クネクネ道をマイペースで走るとお洒落な MIHO MUSEUM に行き着く。

特別展を観賞しながら。
「やっぱり本物を観ることは素敵だ!」と、感動。
ついで気持ちで。
常時展示品を観たら。
「ついでなんかと違ゃうがな、滅茶苦茶すばらしいやん!!」と、驚嘆。

ここでも建築物をカシャ、カシャ、カシャと撮らせてもらった。
本日の撮影枚数240枚ほど。

前回の鬱憤を払拭し、なお余りあるほど満足してしまった。
帰宅後に写真をPCで見てみると・・・。
ゲッ、ゲッ、ゲ〜ッ!!

写真を掲載出来そうなのは十分の一未満になっちゃった。
ほとんどがボケてたり、歪んでいたり、鮮やかに発色してなかったり・・・。

それでも。
数打ちゃ当たったなかんずくマシな写真をアップ。


一番、モミジ。



三千院界隈の紅葉です。



三千院界隈。



三千院界隈。



三千院界隈。



苔むす絨毯の上に散る。



往生極楽院(横写真)



往生極楽院(縦写真)



わらべ地蔵。



往生極楽院の正門側。



往生極楽院の正門側。



三千院をあとに駐車場までの小道で。



信楽の紅葉。



斜光で葉がうまく発色した?



入場券を片手にテクテク歩く。トンネルの向こうには。



I.M.ペイ設計のMIHO美術館棟に辿り着く。



特別展の催し物案内。



ミュージアムの中。混雑はなかった。



絵はがきをパシャリ。(隼頭神像)



これも絵はがき。実物の彫金は非常に繊細。(大山猫と鶏形リュトン)



これで今年の京都の紅葉狩りは終了。


<三千院散策 編>

11月23日。午前9時。
京都駅前にて待ち合わせ。

友人の車に乗り込み、京都市内を北西方向に向かう。
目指すは三千院。
曇り空だけど、その方が都合良い。

「三千院を参拝したら、美山のかやぶきの里に行きましょか?」との提案に二つ返事。

30分弱で三千院に到着。
「ささ、参りましょ!」と道を歩くも、車と人は盛り沢山状態。

それにしても。
京都の紅葉は腹立たしいほど美しいですな。

で、早速ドデカカメラを持ち出し、カシャカシャカシャ。


一番バッターはモミジからで〜す。



近づけてみると・・・。



“いかにも・・・”という土産物屋さん。



そして、三千院に到着。



「さぁ、これから参拝!」という間際でデジカメがストライキ。
だから、三千院の境内は全く写真がありません。

・・・グスン。



アクシデントに泣かされ、すっかり境内の紅葉も色褪せてしまったのだが。
気を取り直して、美山のかやぶきの里を目指す。

風が強く、しかも冷たかったのだが。
道中の渓谷の紅葉に見とれてしまった。

これからの写真はいつもの押すだけカメラでございます。



唐櫃(からと)渓谷の紅葉風景。



楓(かえで)。



狛犬の紅葉観賞。





約1時間強の渓谷紅葉狩りドライブを経て、美山のかやぶきの里に到着。
さすがに美観地区指定だけあって、田舎の原風景を感じさせる。

この日は防災訓練で一斉の消化防水の散水があったようだけど。
見学するには、ちと遅かった。

岐阜の白川郷のような合掌造りの豪快さはないものの。
それはそれで風情と情緒があります。



「おもひでポロポロ」に登場するような家並みです。



村の道を歩いていると、囲炉裏からの匂いが辺りに漂っている。



アマチュアカメラマン数人が撮っていたので、横でちゃっかりとパシャリ。



平日に行くと、吹き抜ける風の音しか聞こえないのだろうか?



道の駅風の食堂で盛り蕎麦を注文したら。
とってもデリシャスで非常〜にサプライズだった。
(これは11月23日の日記の通り)



もう一度、三千院には行く予定を組んでいる。
気合い一発、奮起して境内の庭を撮ってきます。

・・・思い出すと。
まだ悔しいよん!


<燃える秋散策 編>

11月19日。じゃじゃ降りの雨。

そんな悪天候の中、丹波篠山へ行ってきた。
(社員旅行みたいなもんだな)

お外にも出たくない状態で、写真をパシャリ。
“燃える秋”第1弾は「高源寺」

今回はこれ以上のコメントは割愛。
秋色に染まった風景をどうぞ。




 



 



 



 





快晴時の早朝か夕方に期待できそうな場所でした。


<姫路散策 編>

10月22日。曇り。

姫路に住む友人の案内で初秋を古刹&文化遺産を散策してきた。
初春に用事があり姫路へ足を運んだ以来か。
その時はお城で写真を撮るも中までは入らなかった。

11時30分、姫路駅に到着。
いきなりのサプライズ。

駅が高架になっている。

姫路駅と言えば「駅蕎麦」
「どこにありや?」とキョロキョロすると。
ピカピカの真新しい「えきそば」の暖簾が掛かっていた。

・・・興醒め。

友人の車に乗り込み、早速駅の事を尋ねると。
「3ヶ月ほど前に高架になったんですよ」とのことだった。
風情ある駅がそこら中で同じような単一の顔になっていく。
ファーストフードでバーガーを注文しているような感じである。
なんとももの悲しい。

さて。
まだお昼には時間もあるし、減ってもなかったので。
「ほんじゃ、行きましょか!」

西国第27番 天台宗 書寫山(しょしゃざん)圓教寺(えんきょうじ)。

10年以上前に一度足を運んだことがあるが。
当時は全く感心も興味の無かったので憶えていなかった。

ロープウェーで上がり、仁王門を通り抜け、雑談しながらテクテク。
弁慶がお手玉にしたバカでかい石に
「そんな奴おらへんやろぉ・・・」と突っ込みを入れながら、正面を見上げると・・・。


摩尼殿(まにでん)に息を呑む。 チャリーンと賽銭を入れ手を合わせた。

 

テクテク歩くこと5分。

重要文化財の三堂(大講堂・常行堂(じょうぎょうどう)・食堂(じきどう))に行き着く。

左:大講堂を撮す。 右:食堂の中よりパシャリ。 「ラスト・サムライ」のロケ地です。

 

左:長さ40mの二階縁側。 右:まだ紅葉には早いんだなぁ。。。

 


たっぷりと堪能した書寫山をあとにし、食事に向かう。

「鮨にしますか?肉にしますか?和風にしますか?」との友人の歓待言葉に。
「鮨!、寿司!!、すし!!!」と声を張り上げる。
運動したのでお腹も空いてきた。

「じゃー向かいます!!」と車を走らせること10分強。

友人が唐突に。
「寿司屋さんが準備中になってましたので、行き場所を変えます」

時計を見ると14時過ぎ。
どうも怪しく微妙な時間帯である。

で、肉料理屋さんに到着。
看板には「営業中」が裏返っていた。

めげずに三軒目の和食屋さんへ。
二度あることは三度ある。

それで私は気になったお店の名前を告げ、そこで食べようと提案する。
「エエ?そんなんで好いんですか?」
「実はちょっと気になってるんだけど、一人では入りにくいし・・・」
「いやぁ〜、別に構いませんが、、、」


グリーン・モスの高級ハンバーガー&コカ・コーラ。



まま、満足し姫路城へ。


中に入ったのは10年以上(いや20年近いかも?)ぶり。
うっすら憶えていたはずの記憶は違っていたなぁ。。。


左:正面よりもこんな角度で撮るのが好きなようです。 右:珍しいペットを見かけたもので、つい。

 

左:松ケンさんが将軍として馬に乗って駆け下りる場所。 右:狂い桜?(毎年ニュースになる)

 

左:手前と奥の柱が二本の通し柱。中は暗い。 右:姫路城の鯱。

 

ちょうど菊花展をしていました。



やっぱり11月中旬がこちらも見頃でしょうな。


新快速で約1時間の姫路。
夏は素通りして、揖保川や千種川に向かう私だけど。
まだ歩きたい場所がありそうだ。

例えば、明珍火鉢。

また季節の好い頃を見計らって、友人にはご連絡申し上げようと思っている。

「次回は美味しい物を食べましょう!」と言われたのですが。
哀しい事に友人は酒を嗜まない。
そればかりか。
「銀杏の味とビールの味は同じくらいマズイ!」と宣うのである。

「うぅぅぅん、、、、、」と唸ってしまった。(^^;(^^;

言いたいことばかり書き散らしましたが。
どうも、ご歓待ありがとうございました。


<奥津温泉旅行 編>


10月9日。快晴。

JR津山駅に11時30分で吽形さんと待ち合わせをした。
混雑を警戒して、芦有⇒中国道でちんたら走るコースを選ぶ。
ナビにJR津山駅をセット。
ガソリンを満タンにし、8時30分に出発した。

行きの車中で色々思いをめぐらしていた。

「津山ってどんな町なんだぁ?」
「吽形氏と旅行と云えば、ゼミ旅行以来かぁ。。。」
「奥津界隈はちょっとくらい色付いてないかなぁ。。。」
「天気が良くなって助かった」
「ああ見ようか?」
「こう楽しもうか?」

すると後続から。
見る見る間に100台以上のハーレー隊が抜き過ぎて行った。
迫力満点、壮観ですねぇ。。。

巡行速度は超安全&燃費効率重視の時速80�`。
こんなスピードで走ったことが無かったので発見があった。

“必ず前方が空いていく”

かっ飛ばしていると、前方の車が次々と近づいてくる。
が、が、が。
80�`ではパスされ、次から次へと前方に遠く離れて行ってしまう。

競争心を排除すれば、とっても楽な運転だと気付いた。
車の運転歴20年前後のドライバーの新発見。
(考えたら当たり前なんだけど、今まで微塵も持ち合わせて無かったね)

“今回はこれで走ってみよう!!”

津山駅には11時に到着した。
ちょっと早かったので、そのまま街並みをクルクル走ってみたが。
どうも古い街並みが見当たらない。
おそらくは車が走りにくい場所なのだろうと見当が付く。

そうこうするうちに。
11時30分になり、岡山から電車で来た吽形さんと合流。
挨拶もそこそこに。
観光案内センターに車を置いて、街並みを歩いた。


古い街並みとは云え、ホントのりっぱな旧家は少ない。



その中でひときは「オォォ、、、」と思った旧家がこれ。



家の裏には蔵まで並んでいる。



土間も広く、上を見上げると、、、。



お次に惹かれたのがこのデザインの家。



秋の空は高く、ゆったり歩きました。




街並みを一通り見たら、「紅そば亭」へGO!
しか〜し、見つけることが出来なかった。

ウロウロするにも田んぼしか見えない。
棚田もどこなのか分からない。
それに道案内がどうにも乏しい。

仕方なく国道沿いの饂飩屋に飛び入り、饂飩をズズズッと啜った。

遅めの昼ご飯をサッとすまし、ボチボチ奥津方向へ針路を向ける。
その道中で、吽形さんがお気に入りの饅頭屋(名前は忘れた)に。
酒饅頭?をひとつ買ったら、即座に封を開けて「食べてみて」と手渡された。

パクリと頬張ると、漉し餡のさっぱり饅頭であった。
少しエネルギー補給。

「そんじゃ、奥津に向かいますか?」


奥津温泉へ行く途中で。 こういう風景は都会にはない。




奥津温泉近所に到着するも、まだ早い。
ということで。
“妖精の森 ガラスの美術館”へ。

ウランガラス(日本ではここだけ)の展示と工房見学をした。
休日最終日の夕方なので、客もひっそり。
ゆっくりと見ることが出来た。

さて、奥津温泉。
道程はダムが完成しバイパスが出来ていたので、昔の記憶とは違っていた。
昔は温泉街を抜ける国道だった。
ただ、深閑とした鄙びた温泉街で風情はバッチリになっていた。

お世話になったのは 『河鹿園(かじかえん)』 さん。

部屋に荷物を置き、カメラを持って外に出た。
シーーンとした街並みが旅行気分に拍車をかける。

ちょっと冷えた身体を天然温泉で温める。
ギンギンに熱いお湯は苦手だけど、ここのそれはバッチリ。

小一時間(久しぶり)ほど長湯を楽しんだ。


近所の旅館はこんな感じ。



露天風呂。 今じゃ足湯をするカップルが多い。



奥の3階建ての建物が河鹿園。2階の角部屋(よかった!)に案内してもらった。



こういう写真はモデルが女性と相場は決まっているんだけど・・・。



ゆったり長湯し、部屋出しの食事を楽しむ。こういう電灯は落ち着くんだぁ。



ビールで喉を潤し、食事を楽しみ、会話を楽しみ、秋の夜長も瞬く間。

しっぽりと夜は更けてしまった。



翌朝。
ぐっすり寝込んでしまった。

朝風呂に行くも、二日酔いの気怠い感じ。
ただ、気分が悪い訳ではない。

酔っているのである。

ざぶんっと露天風呂に浸かると。
「あぁぁぁぁ。。。」などと呻きたくなる。

風呂から上がると、部屋には朝食の仕度が。
シュポーーン!と冷たいビールでも飲みたいのだが。
ドライバーなのでゆったりと食事を楽しむ。

旅行先ではナゼか食事の量が増えてしまう。

ご飯を持ってきてもらった仲居さんのアドバイスで本日の行き先を決めた。
蒜山(ひるぜん)・大山(だいせん)

「ならば、蒜山でお薦めの蕎麦の“悠庵”で蕎麦三昧といきますか!!」
「そうしよう!そうしよう!!」

出発準備を終え、前日はあまり見てなかった美術・骨董・工芸品を拝見した。
美術品の価値は私には皆目だけど。
それらは相当凄い!モンだとの想像は付く。

行かれることがあれば、是非ひとつひとつ見ることをお薦め致します。

そして、出発。
いざ、蒜山へ!!


道中は1時間30分。 スカイラインを走っていると展望台から・・・。



高原にはススキが銀穂を風に漂わせている。




平日に動くことが可能だと特典が沢山あるが、観光地はまことに快適である。
人混みにまみれない、混雑に遭遇し難い、ゆったりできる。

この日がそうであった。

そして、目的の蕎麦屋へ。


“悠庵”の場所を訊き、近所まで車を走らせた。








見えてきた、見えてきた。








・・・すると。





「・・・」



昼ご飯の時間を心配しなくても構わなくなったので観光に変更する。

な〜に、平日の旅行にはセットメニューである。

蒜山の牧草地。



名水百選に選ばれている塩釜の湧水。冷たくトロリとして甘みがある。



牧草刈るトラクター。 自分の頭をナデてしまった。



で、蒜山と云えば・・・。



ソフトでしょ!!


「さて、そろそろ帰宅に向かうけど、お昼はどうする?」
「ダメ元で蕎麦を食べますか!」
「そうしますか!」

蒜山インター近所の蕎麦工房の暖簾をくくった。
が、やっぱりダメだった。

仕方なく岡山に向かうため高速に。
快晴で、前後に車は無く、景色が良い。

「ゆっくり走って、離れたくない気分やねぇ」

ゆったり走行で1時間30分。
岡山インターで下り、吽形さんを駅に送るようにすると。

「納得がいかんから、蕎麦を食べんか?」
「お腹いっぱいやで」
「絶対に美味しいから!」
「んじゃ、せいろ蕎麦をおごってもらおっと!」

市内にある吽形さん行きつけの蕎麦屋さんへ。

「せいろ2つ!」

ツヤツヤ光る上品そうな蕎麦をズズーッとすすった。

「美味しい!!」

ズズーッと食べ終えてから、吽形さんをチラッと見て申し上げた。

「掛け蕎麦もおごってもらおっと!!」

そして、熱々の掛け蕎麦をズズズーーッとすすった。

吽形さん、ご馳走様でした。


お店はこちら。



私も蕎麦食いは早いけど、氏の足下にも及びませんでした。


氏とは岡山駅で別れ、岡山インターから帰路に。
都合4人前の蕎麦腹をナデナデしつつ、ニヤニヤしてしまった。

「終わりよければすべてよし!」

次回の吽形さんとの旅は。
「出雲地方の割子蕎麦&温泉旅行&縁結び神社」計画を立てようと思う。


皆さん、お世話になりました。


<東京詣(とうきょうもうで)4月8日 編>


写真を見ながら思い出している。

  神戸空港
   ↓ 
(もう乗りたくないスカイマーク)
  羽田空港
   ↓
  浜松町
   ↓
  有楽町
(斎藤君と待ち合わせ “有楽町で会いましょう”)
   ↓ 
  銀座
(銀座ぶらぶら)
   ↓
  築地
(マグロ三昧)
   ↓
  浅草
(雷門下で重廣君と待ち合わせ)
   ↓
  浅草寺
(線香のけむりをオツムにすり付ける)
   ↓
  秋葉原
(オタクのメッカ“萌え萌え”)
   ↓
  九段下
(坂道をトコトコ歩いて桜の名所へ)
   ↓
  靖国神社
(現在ホットな場所)
   ↓
  市ヶ谷
(三島由紀夫を思い出し)
   ↓
  新宿都庁
(慎太郎ちゃんがお勤め)
   ↓
  笹塚
(本日のメインイベント。信州仲間との合流!)
   ↓
  新宿のホテル
(バタンキュー)

今回の東京行きは物見遊山である。

何度か足を運んだこの場所も、よくよく考えると。
友人に会うか、仕事で会社に行っただけ。

     
あまりに寂しいじゃ〜ないの。

そんな思いがだんだん膨らんできた。

     
なら、詣でましょう!

私は田舎の観光客なんだから、東京をよく知るに案内してもらいましょ。

と云うことで。
お願いを乞うたのは斎藤タケちゃんマン。

     
「イイですよ!」

快諾をもらい、ウキウキ気分で東京詣が始まった。

(^^ゞ (b^-°) (^^v



神戸空港では絵になるANAが待機していた。 2時間遅い便だったら空港内暴走車に遭遇してたかも。。。

 

今回、もっとも足繁く通った駅。 土曜だと云うのに電車の時刻表はこれである。

 

タケちゃんマンと合流し、銀ぶらを楽しみながら築地へ。 途中には歌舞伎座もある。



築地場外の市場の活気ある様子。 今日の朝ご飯“炙り寿司特上”と“生ビール”を注文!!

 

舌を満喫し、重廣君との待ち合わせ場所“浅草雷門”下へ。 観光客でびっしり。

 

雷門の反対側に建立する浅草寺。 重廣君(愛称:シゲ)とタケちゃんマンの数年ぶりのツーショット。

 

本殿から来た方向をパシャリ。 シゲもタケちゃんマンも変わらないんだわねぇ。。。

 

清め水の上に屹立していらしゃったんで、はいチーズ!



そして、三人でアキバへ。 萌えブランドの陳列がバーーン!

 

JR秋葉原駅でみーつけ!! 一声かけてポーズを取ってもらった“萌えちゃん1号”

 

“萌ちゃん2号” “萌ちゃん3号” ちょっと元気が出た。

この後、メイドカフェでコーヒーを飲んだ。

 

アキバでタケちゃんマンと別れ、シゲと靖国神社へ。日本武道館の屋根がちょっと見えるかな?



そして靖国神社へ。 資料館にも足を運んだが心に何か支(つか)えた。

ただ以外だったのは、アジア(中国語、韓国語)の観光客が多かったこと。

 

そして都庁近所のホテルに荷物を置きに行き、メインイベント会場の笹塚へ。



集まって下さったのは小山君夫妻(奥様にはとても気遣ってもらいました)、菅原君、シゲ、坊主くん。

小山君、菅原君、坊主君の生まれ故郷だとのこと。

 

毎度毎度、「アッ!」と云う間に終了してしまう事が何とも心寂しいのである。

それも布団に潜り込むまで。 安堵の息と共に瞬時に落ちている。


この日は実に22時間起きていた。
一日が長かったはずである。

なのに、いつでも。

     
楽しい時間は短い。

だけど。

     
翌日も楽しい事が起きそうな予感。


<東京詣(もうで)4月9日 編>


さて、前日の続きである。

夢も見ないでぐっすり熟眠してたのに。
8時頃に快適に目覚めるよう目覚ましもセットしてたのに。

あぁーーそれなのに。
悲しい性(さが)ですなぁ。。。

5時前に目覚めた。

しかも。
「興奮冷めやらず」状態。

仕方なくシャワーを浴びながら。
本日の予定を繰り返し復唱しながら、9日がスタートした。


  新宿のホテルで快適な目覚め。(???)
   ↓
  有楽町
(Masa氏と待ち合わせ “有楽町で会いましょう”)
   ↓ 
  銀座
(また銀座ぶらぶら)
   ↓
  築地
(二日続けてマグロ三昧)
   ↓
  銀座
(日本一地価の高い場所で珈琲なんぞを)
   ↓
  日比谷
(帝国劇場はここにあるんやぁ)
   ↓
  御成門
(ヘラ師さんと待ち合わせ)
   ↓
  東京タワー見物
(東京名所の筆頭でしょう!)
   ↓
  東京プリンスホテル
(お昼食を楽しむ)
   ↓
  皇居見物
(こちらも必ず行かないと)
   ↓
  国会議事堂見物
(これも見逃してはいけません)
   ↓
  また皇居見物
(もう一度眼に焼き付けたくて。。。)
   ↓
  東京駅八重洲口
(高校時代の友人と20年ぶりの再会)
   ↓
  有楽町
(その友人と二次会へ)
   ↓
  東京八重洲口
(小腹が減ったので蕎麦をズズズーッと)
   ↓
  夜行バス乗車
(ハプニング発生!!)
   ↓
  帰宅
(ヘロヘロになりました)



二日酔い気分で見た夜明け前の都庁。 泊まった部屋からパシャリ。



東京駅で私服警官に挙動不審で職務質問を受けたMasa氏の気分直しに築地へ。

“生ビール”に“穴子の白焼き”“玉子焼き”そして“マグロづくし”を堪能。



ホロホロ酔いで銀座をぶらぶら。 お口直しに坪単価日本一の珈琲店でひと休み。

 

そして東京タワーへ。 学生時代の友人との再会。 タワーをバックにパシャリ。

「夜の東京タワーもカッコイイよ!」とはヘラ師さん談。

 

地上150mから六本木ヒルズを見る。 際立って高い建物だと分かるでしょ?

この後、昼食を食べながら談話が弾んだ。 途中でMasa氏はコンサートのため退座。



ヘラ師さんと別れひとり皇居へ。 とにかく広く、とても上品で、清潔感が漂っていた。

「これは東京ならではの光景である!」と素直に感動した。

 

霞ヶ関にはお役所と政治の頂点が密集する。 お江戸時代からの踏襲である。

それでも一見の価値はある。 過去には2.26事件の舞台になった場所である。



20年ぶりに佐藤君との再会。 温厚な性格は昔のまんま。 嬉しいもんである。

コンサート後のMasa氏と合流し有楽町で二次会。 次回は甲子園口で会いましょう!!



残念、ここで電池切れ。 2日目は心置きなく写真を撮れず欲求不満であった。


有楽町で佐藤君と別れ、東京に戻り夜行バスに乗る前に蕎麦屋へ。
かき揚げ蕎麦を堪能し、さてバスに乗ろうと改札に行ったら。

係員がひとこと云い放った。

「お客さん、このバスは出発しましたよ」
「・・・? ・・・はぁ?」
「このバスは11時20分発車です。で、今の時間は11時40分ですから」
「・・・☆〆@※☆△◆□▽?☆〃$≠☆±♪♯☆・・・(ようするにパニック状態)」

「切符売り場へ行って相談して下さい」
「はい! そう致します!!」

酔いなど一気に吹き飛んでいる。

切符売り場の人に陳情申し上げ、どうにかこうにか次のバスの席を確保した。
ホッと一安心し、すんなりバスに乗り込み、走り出した途端に落ちた。

そして翌朝、大阪に到着。

次回から、夜行バスは金欠の若者に席をお譲りしようと固く心に誓い、
通勤ラッシュ時間であるはずなのに、コンコースを行く人の少なさを感じつつ、
それでも懐かしさと安堵が一挙に胸を膨らませ、
大きく深呼吸したのであった。

これほどの東京遊山を満喫できたのもご友人の案内があったからこそ。
私はこの気持ちを薄っぺらい言葉で書くだけですが。

    毎度、毎度。

    持ち重りのする旅行には感謝申し上げる次第です。

    ありがとうございました。(^^ゞ



でもって、お土産はやっぱりこれ!



“かみなりおこし”