<城崎にて 編>


昼過ぎに到着した城崎で。



先ずは腹ごしらえ。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

城崎と云えば・・・。

冬、カニ、温泉、外湯・・・。

そんなイメージではないだろうか?

私の城崎の印象は橋と川と柳である。



夕方の時間帯には浴衣姿で賑わう街。

雪のちらつく季節の定番だと云える。

風景は抜群で情緒もある。

・・・が。

冬に出歩くには根性がいる。

衆生救いの湯 「地蔵湯」



ただ、今の季節はシーズンオフに近いのでお客さんが少ない。

しかも、日曜日の午後などに散策すると。

それはそれは、ゆったりと歩き回ることが可能である。



夕方の会議までには時間があったので(一応、仕事)、

カメラを持って外湯めぐりに歩いてみた。

子授けの湯 「柳湯」



もう何度となく城崎には来ているが。

とことこ歩き回るのは、ほとんど記憶にないくらいだ。

だからこそ、新鮮である。



開運・招福の湯 「一の湯」



車道が狭いこともあり。

行き交う車に注意しながら歩くのも億劫なので。

散策道を選んで歩くことにした。

当時の文豪に思いを馳せるのも一興である。

直哉に晶子、読みましたか?



人混みに圧倒されることもなく。

ホタルの舞う川を歩いている。

これから数週間が見頃である。

それにしても橋が多い。



まだリニューアルされる前の遠い昔。

ちょいと奥に隠れた、鄙びた感じが気に入ってた外湯。

一生一願の湯 「まんだら湯」



旅館やお土産屋も意趣を凝らしている。

とあるお店の暖簾。



ただ、知名度と湯量はどこでも反比例傾向で。

この温泉地も需要と供給の問題は切っても切り離せず。

本当の温泉に出会うなら有名地は避けることである。



それでも城崎は風情があるのだし。

泊まる旅館やホテルの内風呂だけでは。

味気ないのである。

美人の湯 「御所の湯」



会議後、夕食までに温泉タイムがあったので。

迷わず、外湯に出た。

下駄をからんころん鳴らしながら。

当時とは面影がすっかり変わってしまったが。

それでも入浴した証に判を押してきた。



居場所を変えると。

あらゆることが新鮮に見えてくるので。

翌日がヘロヘロでも。

行って良かったと思うのである。

次回は気の置けない友人達との旅を。

計画したい。


<東京はとバス観光 編>


逆さスカイツリーが持てはやされてるが。



それだけがスカイツリーの見方ではない。

☆ ☆ ☆

5月5日〜5月6日は仕事の旅行だった。

ここ数年、とある事情で欠席していた。

今回も気の進まない雰囲気はプンプンしていたが。

それでも参加することにした。

行くと決めれば、楽しむべし!

N700系新幹線に乗り込んだ。



快適な乗り心地に感心しながら。

2時間30分後、東京駅に到着。

はとバスに乗り込み。

東京名所半日コースが始まった。



まずは皇居二重橋。

やっぱり、皇居は広い!と実感。



外苑に出ては、楠木正成像。

高村光雲(高村光太郎のオトン)が製作主任となった。

ちなみに、光雲作の「老猿」はお気に入り。



ガイドさんは初々しさの残る乾さん。

やや、緊張気味ながら。

楽しませてもらいました。



皇居を後にした一行が向かったのは。

東京の下町、浅草。

「よっ!団十郎!」



三社祭が近いとあって、地元は浮き足立っている雰囲気。



ここで、拙者は知人夫妻と会うべく約束をしていた。

先に買い物をしたい店に案内してもらい。

ささっと済ませ、お茶を飲みに。

とっておきの場所に連れていってもらった。

☆ ☆ ☆

スカイツリーを一望。

どうよ、どうよ。

☆ ☆ ☆

こんな光景を眺めつつ。

ほんの短い時間だったが。

楽しく歓談させてもらった。



待ち合わせ場所がご自宅から近いとあって。

自転車でご登場した信州時代の先輩ご夫婦。

「しんちゃ〜ん、いつ東京に来るの〜?」



そのお二人から粋な土産をいただいた。

赤文字が信州時代の拙者のニックネーム。



どうも、お世話になりました。

☆ ☆ ☆

バスは浅草を後にし、名所を進んでいく。

銀座→歌舞伎座→和光のある銀座四丁目。

東京駅に戻り、皇居の外周をまわりながら。

国会議事堂を正面に見据え。

官僚の巣窟街をゆっくりと進んで行く。

(あんまり興味なし)

☆ ☆ ☆

そして最後の締めとばかりに。

小高い坂を上がった場所で停止した。

やっぱりここでしょ。

あるときはモスラにポキンと折られ。

またあるときは。

美女を手にキングコングに乗っ取られ。

今ではスカイツリーにその座を譲った。

The 東京タワー



濃いはとバスツアーの最終章だった。

☆ ☆ ☆

品川のホテルで休憩後。

夜の風情を楽しみに、場所をお台場に移す。



晩餐会は屋形船の江戸前尽くし。

飲むのと食べるのに夢中だったので。

すっかり忘れていたが、売りはどうやら。

お台場の夜景三昧。



宴会終了後は各自解散。

小腹がすいたので、すすりに行く

タクシーの運転手お勧めの一品。

支那そば。



お勧め通りのお味に満足。

こうして夜は更けて行った。。。

☆ ☆ ☆

翌朝5時に電話が鳴る。

「築地でマグロを食うぞぉ〜!」

「パスパス」

☆ ☆ ☆

10時発の新幹線を待つ間に品川駅中をぶらぶら。

関西にはあまり出店してないアイスクリン屋さんを見っけてしまった。

マンゴー何とか(横文字が長すぎて忘れた)を注文。



もうこれで思い残すこともなかったが。

まだ、サプライズは残っていた。

日本一の山がクッキリ。



無事帰宅後、首が痛いのに気付く。

高いビルを見上げすぎたようだ。

これでしば〜〜らくは。

人の多い場所に行くこともない。

☆ ☆ ☆

そんなこんなの。

東京はとバス観光でありました。

お〜〜わり。