総本山を巡礼したり。
涼しげな風景にカメラを向けたり。
お昼より。
純和風の京懐石で。
秋の定番、土瓶蒸しをいただいたり。
聞き酒を楽しんだり。
酔った身体に伏見のまろやか水を補給したり。
花魁の見世に出会ったり。
京都らしい旅となった。
夕餉にも。
東山で京懐石を再度堪能し。
終わった頃には、とっぷりと日が暮れていた。
ここまでは一応お仕事。
◇ ◇ ◇
解散後は。
友人達のお薦め中華店で。
料理と紹興酒を。
しこたま食べ且つ呑んだ。
エンジンフル回転の絶好調ぶり。
こんなホテルで泊まったのだが。
覚えていない。
そんな22時間の長い一日が終わった。
◇ ◇ ◇
翌朝〆とばかり。
朝ごはんに中華蕎麦をいただき。
がっつりすすってミッション完了。
我ながら元気良さに感心した。
今回はこちらの会社の飛行機に飛んでもらった。
はるか彼方に見えます山は。
富士山でございます。
手前の山は月山でございます。
・・・もしくは。
蔵王山でございます。
花巻空港に降り立つや。
地元新聞を忘れず購入。
レンタカーを運転して沿岸部に向かった。
道中に流すのはAMやFMの地元ラジオ。
地元の言葉で話すアナウンサーの声を聞きながら。
リスナーのメッセージに聴き入る。
釜石市到着。
するも・・・。
それでも。
お腹は空いていたので。
昼ご飯はご当地名物。
「釜石ラーメン」
ハフハフしながらすする。
上品で美味しい。
腹ごしらえをしてから。
リアス式海岸を北上する。
大槌市か山田市の風景。
各々の町にたどり着いても。
どこも同じ光景なので。
写真を撮るのを止めた。
その後は走って見るだけにした。
ただ見るだけ。
◇ ◇ ◇
宿泊地の盛岡市に到着。
寝不足、空腹、なのに頭は冴え切っているまま。
ちと興奮状態になっている。
気持ちを落ち着かせるためにも。
町の中心地を数時間歩き倒す。
「石割桜」
「お堀の桜」
「岩手銀行」
この建物は東京駅駅舎の建築家と一緒。
辰野金吾氏。
お腹ペコペコ、疲れ最高潮になったところで。
エイッとばかりに。
寿司屋で美味しい魚料理を注文し。
岩手の銘酒をいただいた。
そこで知り合った人との会話を楽しみ。
にぎり鮨を頬張り。
旨口の岩手銘酒をしこたまお代わりした。
最高!
◇ ◇ ◇
そして締めとばかりに。
よせばいいのに。
盛岡冷麺をすすった。
酔っていて、味が分からないも。
完食!
気付くと。
ベッドで真っ裸で寝ていたが。
どうやらホテルにもどって。
部屋にはたどり着いていたようだ。
ま、いつものことである。
◇ ◇ ◇
空港までの帰りは。
時間を勘違いし必死のパッチ。
酔いも醒めるほど運転に。
緊張を強いられたが。
どうにか無事、飛行機に乗り込んだ。
レンタカーのカーナビは一般道優先設定だったから。
ホントに往生した。
◇ ◇ ◇
飛行機の席は窓側が良い。
地図を片手に眼下の風景を楽しむ。
北アルプス連峰でございます。
木曽の御嶽山が見えております。
お土産は液体洗剤に見えるこれ。
「岩泉ヨーグルト」
山葵醤油・・・OK!
ポン酢も・・・OK!
もちろん。
そのままも・・・OK!
6kgほどを手に持ち帰ったので。
後先考えなかったことを。
とっても後悔したが。
食べて美味しかったので。
良しとする。
出発寸前まで。
躊躇して迷った旅行だったが。
行って良かった。
関西からの東北旅行には。
大枚を叩かないといけないが。
それでも。
行って良かったと思う旅であった。
◇ ◇ ◇
一泊二日の弾丸旅でも。
中身が濃い過ぎて。
心の整理が出来ていない。