この日、北野異人館はフェスティバルであった。
ゴスペラで会場は華やぎを増す。
カメラ博士から譲り受けたレンズを付けて。
あちこちにレンズを向けながら。
気ままにシャッターを押す。
北野は坂道だらけなので。
歩くとすぐに汗ばんでくる。
この辺りでは息も切れ切れ。
また道のほとんどが路地なので。
建物を撮す場所はほぼ決まってしまい。
しかも望遠レンズでないと役に立たない。
斜めにゆがんだ。。。
北野坂のてっぺんに位置する山手八番館。
建家の中には入場していないので。
一時間もあれば十分に歩き回れる。
神戸のシンボルとも云うべき。
風見鶏。
まだ三回ほどしか来たことがない。
近くて遠い北野異人館である。
友人達との集合時間に合わせて。
坂を下りつつ、待ち合わせの場所に向かう。
途中の文具屋さんに立ち寄り。
万年筆用のインクを購入する。
「北野坂ナイトブルー」
そして、夕方からの歓談開始。
飲んで、食べて、話して、笑う。
時間は瞬く間に流れてしまう。
最後に釣友T氏のご子息。
数年ぶりに駅でばったりお会いした。
父子で大阪まで電車を見に行ってたとのこと。
「ほとんど毎週ですよ」
ご子息の鉄ちゃんぶりは筋金入りのようである。
明日も天気が良いことだし。
先日、博士から頂いたレンズをお供に。
ちょいと出かけることにしよう。
その後は友人達と一杯。
久しぶりなのでウキウキする。
大きさに差はあるものの。
右端の親ツバメ以外は兄妹。
カラスにも襲われず育っている。
もう少しすれば巣立つのだが。
見守るこちらは。
ハラハラドキドキ。
それでも逞しいと思うのは。
ヒナの半分ほどもある餌を。
強制的に口に突っ込む親ツバメであり。
それを呑み込むヒナなのである。
無事、巣立てよ!
博士より譲り受けたカメラを携えて。
早速、香櫨園へ出かけてみた。
よく似た機種を持っているが。
試し撮りであると肝に銘じ。
レンズも単焦点の50mm(標準)にした。
天候は小雨のぱらつく曇天。
空を入れると白飛びの恐れがある。
だから曇り空を入れないよう注意。
◇ ◇ ◇
明日は端午の節句である。
風に泳ぐ鯉幟に狙いを定めた。
水に映る鯉も狙う。
風が吹くとさざ波が立つので。
タイミングを見計らう。
まぁ〜思うように撮れないのは。
今に始まったことではないが。
またまたトライ&エラーを繰り返しつつ。
徐々に慣れて行かないといけない。
朝、香櫨園を歩いた。
陽光に映える桜。
何度かチャレンジしているが。
これまた上手く撮れた試しがない。
風も穏やかなので。
カチッと花びらにピントを合わせ。
何十枚かカシャカシャして。
帰宅した。
携帯のシャメにかまけて。
カメラを出陣させていなかった。
そろそろ終焉(しゅうえん)に近い桜。
花びらを念頭に芦屋川を歩いた。
今回のレンズは接写可能なので。
ズンッと近くに寄ったり。
川に流れる花びらを。
流れがあるように撮ってみたりした。
撮りたい課題も見つけた。
“ 風に舞う桜吹雪 ”
遠山の金さんと云う訳には行かないが。
オツムに叩き込んでおきたいと思う。
先日のハーフマラソン時。
コース途中で桜が咲いていた。
しっかりオツムに記憶しておき。
本日の花見日和に。
迷わずカメラを持参した。
雨で花びらは散り始めているが。
それでもまだ。
今週は大丈夫そうである。
毎年思うのだが。
良い条件がそろう日などそうない。
だから、ちょっとでも条件がそろえば。
迷わずカメラを出動させる。
人の少ない穴場みたいなこの場所で。
来年はお重と日本酒を手に。
ゆるゆる花見を楽しみたいと思う。