ボルダリング・スクールでご一緒になったスーさん。
12月1日より栄転となりお江戸での勤務となった。
飲み会等の提案もあったのだが。
やっぱり、お外でしょ!と。
ツダッチ幹事の声掛けで。
お祝いセッションを芦屋ロックガーデンで催した。
□ □ □
穏やかでも決して温かいとは云えないこの日。
マットを背中に背負ってえっちらおっちら登ること15分。
スーさんはご友人達と先に岩に貼り付いていた。
「もう、指先が痛いんですわ」
「栄転、おめでとうございま〜す」
こちらも仕度に取り掛かる。
□ □ □
身体のあらゆる部分を使って登ることに専念する。
あと少し!
オッと危ない危ない。
すぐに身体全体が温かくなってくる。
点在する岩でルートを見つけ貼り付くのだが。
生やさしいスタートはない。
この姿勢だけでも大変である。
足の置く場所を確認しつつ。
重力に逆らいながら。
腕力等々とも相談し。
確実にすばやく登ることが。
したくても出来ないのである。
作戦を練っては貼り付き。
成功して登り切ると。
ヤンヤの喝采である。
◆ ◆ ◆
イノシシ親子が近づいてリュックを狙い。
その迷惑行動を作っているバカ夫婦を見つけ。
(リュックから蜜柑を大量に与えるのである)
危害を加えだす猪を生産してるようなものである。
するとまたぞろ殺処分されるのになぁ。。。
そんな会話をしながらも岩に貼り付く。
◆ ◆ ◆
何気なく見えるこの姿勢。
股関節が軟らかくないと。
決して出来たものではない。
最後はお決まりの記念写真。
ハイ、ポーズ!
おっと、そのスーさんはどの方かと申しますと・・・
黄色い服に身を包まれた方で〜す。
12月12日、12時32分。
標高3メートル。
気圧1021ヘクトパスカル。
数時間前より気圧下降中。
お隣の整骨医院では着々と工事がなされていた。
「もうちょっと広くして患者さんにトレ方法を指導したい」
前々から先生が話しておられたのが実現した。
2週間に1度、指導を受けているお隣の私は。
早速、見せてもらい。
その部屋でトレのレクチャーを受けた。
低反発の黒マットを下に敷き詰め。
鏡を見ながらの股関節柔軟体操をみっちり。
ひと段階ステップアップした体操に。
やっぱりお涙がチョチョ切れながら。
ウンツクウンツクと股間回りの筋肉を伸ばすのであった。
肌寒くなるとの予報に。
厚着をしてバイクにまたがった。
昔はよく走りに行った六甲山に向かって。
午前10時過ぎにアクセルを開けた。
☆ ☆ ☆
スクータバイクと云えども。
さすが400ccである。
ストレスなくグングン坂道を登って行く。
気持ちいいなぁ。。。
と、間もなく。
11時には山頂のセッション場所に到着した。
☆ ☆ ☆
バイクを駐車場に置いていると。
見覚えのある御仁が前を通り過ぎる。
「こんにちは、Tさん」
ボルダリング講習同期生のTさんである。
「gyogyogyoさん、練習してますか?」
「耳が痛いですぅ、、、」
スカイハイのオーナーも出品されている。
お見かけした顔が出品ブースで立っていらっしゃった。
こちらもボルダリング同期生のカイザーさん(左)。
「gyogyogyoさん、練習せんとあきませんよ!」
痛い、痛い。
耳が痛過ぎるぅ〜〜。
他にも同期生数人とお会いできた。
皆さん、練習は欠かしてないそうである。
わぁ〜〜、痛たたた。
耳がちぎれそう〜!
☆ ☆ ☆
さて、会場はと云うと。。。
朝一番からこの賑わいだそうだ。
思ったよりも穏やかな気候でホッとした。
それでも人の多さに退散。
☆ ☆ ☆
帰り道、道中だったので。
ご無沙汰していたお詫びも兼ねて
あいにく、オーナーは不在。
だから、イケメンのバスプロをカシャ!
ちょいと釣りの情報をお聞きした。
ありがとうございました。
☆ ☆ ☆
アウトドアセッションでの。
戦勝品はこれら三品。
バイクでの山道走行が心地良く。
ボルダリング同期生とお会いできて気晴らしとなった。
☆ ☆ ☆
「次は芦屋ロックガーデンでボルダリングしますからね!」
「gyogyogyoさん、絶対参加ですよ!」
それと。。。
「本日のお買いあげ」
「ありがとうござい!!」
☆ ☆ ☆
踏み絵の現場に顔を出したようだった。
約3ヶ月弱、サボっていた。
すぐ持ち出せるようにリュックに詰めて準備バッチリ。
店の目に付く場所にシューズを置いておいた。
インドア・ボル講座でご一緒した方からも。
何度と無くお誘いいただいたのに顔を出せず仕舞い。
だからだろうか。
心には絶えず浮かんでいた。
【ヤバイなぁ・・・】
そうこうするうちに。
ボルダリングシューズはいつの間にか。
【オブジェ】
撤退や引退の文字が知らず知らず大きくなっていた。
そんな時に「アウトドア・ボルダリング講座」の募集があった。
すかさず、大口開けてパクリ!
藁をもすがる気持ちで申し込んだ。
☆ ☆ ☆
23日の午前8:30分。
芦屋ロックガーデン入口に集合。
バイクで10分程度なので、
50ccスクータでぶっ飛ばした。
途中の坂道にちと不安があったが。
はやる気持ちがまさってアクセルを回していた。
・・・すると。
急な坂道になった途端、
ぶつぶつとエンジンが文句を云いだした。
岩を眺め、これで遊べるだろうかと考えてみること。
足を掛ける場所を丁寧に調べること。
落っこちそうな場所にマットを敷くこと。
何人かであ〜だこ〜だ話しながら遊ぶと楽しいこと。
これからの季節がシーズンであること。
カップラーメンをすすりながら一日遊んでみること。
登り方をみんなで話し合っていて。
写真を撮る暇などなかった。
この日集まった受講生の皆様。
(ポーズだけだと男女あべこべに見える)
楽しかった代償は・・・。
全身がとてつもない筋肉痛であります。
早いものでスクールも最終回になった。
次々と高度な課題を果敢にアタックする受講生達。
ボルダリング検定のあったルートをひとつひとつ取っていく。
よし!右手で取った!!
次の左手は上にあるのかぁ。。。
息を整え、次を目指す。
両足で挟み込めば、片手は外してもOK。
さぁ、行くぞ!
一回チャレンジすれば汗が玉のように噴き出すのだが。
それが何とも気持ち良いのである。
一向に進歩しない自身を顧みず、ただただ感心するばかり。
・・・あかんがな。
酷暑、猛暑をモノともせず。
黙々と練習に勤(いそ)しむ猛者(もさ)達。
一度トライすると汗が玉のように噴き出してくる。
そんな姿をビール腹をさすりつつ。
うしろ〜〜〜の方から見学していた。
“猛者達が練習している課題は”
“来年の今頃には取っ掛かっているかなぁ。。。”
目の前の課題を忘れ去って。
端っこで練習してたとさ。
写真の品々を片付ける場所もなく。
ポイッと放っといていたが。
どうにも気になって仕方なかった。
ホコリだらけで場所も取る。
見た目もとっても悪い。
日曜大工センターにひとっ走りし。
それらしい品を店員に尋ね。
まずは試しにお一つ購入し取り付けてみた。
まま、ちょっとはマシになったかな。
「では、最後に斜度130度を体験してみましょう!」
口を開けたまま、眺めるだけだった。
ぶら下がることも出来ないまま、落下した。
黙々と練習する孤高の先生。
続けとばかりに。
生徒も練習に勤しむ。
簡単にクリア出来ないから何度も練習する。
ライバルのカイザー氏。
笑った御仁は一歩前に出なさい。
どんな分野でも。
初っ端の洗礼をクリアしないと。
明るい未来は見えないんだけど。
つくづく。
ハードルの高い分野を選んだものだと。
アラフィフはメラメラと燃えている。
正面を東に向けて鎮座する石祠(せきし)は。
六甲の最高峰から800mほど東の山頂にある。
◇ ◇ ◇
さて、そろそろ始動開始である。
去年の11月のトレッキングを最後に。
山には見向きもしなくなってしまった。
「いかん、いかん!」
気にはなってても、一度遠退くと。
なかなか復帰のタイミングが沸いて出て来ない。
目に見える場所にトレッキングシューズを置いていても。
歩いて登られる六甲が遠い存在になっていた。
「いかん、いかん!!」
意を決して(大袈裟だが正直な気持ち)早朝に出発した。
5月2日は絶好のコンディションだった。
◇ ◇ ◇
さ〜て、久しぶりに目指すぞ〜!!
早朝から出発すると、ほとんど登山者に会わない。
これは山を独り占めした気分になる。
そして、写真を撮るにも都合が良い。
城山の入口を午前6時にスタートし岩梯子を目指す。
途中、短い休憩を取りながら岩梯子に到着。
一呼吸して気持ちを引き締めて登りにかかる。
岩梯子を登ると。
お次に待つ新七衛門ぐらをくぐり抜ける。
人がいないので何枚かポーズを取って撮った一枚。
そして、休憩。
この場所で標高500mあたりになる。
ここからトラブル発生。
道に迷い、一時間ほど行きつ戻りつを繰り返し。
その中で、また道を間違えることをやらかした。
その間違えた道を歩いている途中で見つけた避難所。
一杯、お水をいただいて仕切直しだわさ。
その後、順調に進んで東お多福山に到着。
ここで地図を広げて思案した。
初めての蛇谷北山ルートにするか、
七曲がりルートにするか・・・。
時間はあるし、初ルートを歩いてみよう!
(これが足を痙攣させるハードコースだった)
土樋割峠に咲く桜。
まだ、花びらが残っていた。
来年は撮りに来なければ・・・。
蛇谷北山ルートではゼェ〜ゼェ〜しながら。
ちょっと登ってはしばらく休むを繰り返し。
その都度、ストレッチをしなければならなかった。
考えるまでもなく身体が鈍っていたのである。
この日、2番目にツライ歩きだった。
◇ ◇ ◇
【石宝殿(せきほうでん)】
往古から六甲の花崗(かこう)岩に造り替えた祠(ほこら)は、
住吉川、芦屋川、仁川、船坂川などの分水嶺上に位置する。
すっかり息が上がってしまうも、到着。
ここで、今一度悩む。
バスで下りるか、痙攣する足をひきずって下りるか。
「うぅ〜〜ん」
ま、一杯飲んでから考えましょうや!
サイダーのプチプチ・シュワーを楽しみながら。
この日、一番の長い休憩を取る。
シューズの紐を弛め、どっかりと座り込む。
時計を見ると午前10時半過ぎ。
「歩いて帰るかな」
◇ ◇ ◇
新緑が眩しい。
七曲がりを下り、雨ヶ峠を下り、風吹岩を下り、
魚屋(ととや)道を終始小走り状態で下った。
登ってくる人達を待ち、挨拶の連呼状態だったが。
登山者の服装はカラフルでパステルカラー化していた。
山ガール(お若いおねぇ〜ちゃん)達も盛り沢山。
いいですねぇ〜〜。
しかし、足の痙攣と痛みが発生していて。
この日、一番の辛さでフィナーレをむかえた。
◇ ◇ ◇
カエル岩。
それでも、なんとか歩き通せた。
あぁ〜しんど。
タイトルをクリックしたらお判りいただけるのだが。
ボルダリング・スクールの案内があったので。
何も考えず、先に申し込みだけしておいた。
□ □ □
「一度、必ず体験しておいて下さい」
□ □ □
それで先週、ちょろっと壁のボコボコをさわったのだが。
握力、体力が消え失せて。
不安一杯のスタートとなった。
□ □ □
しかし、その心配も杞憂に終わった。
先生の次から次のレクチャーを聴き。
その通り(と思っている動きを)実践すると・・・。
この前とは違って楽に動けるのであった。
(と言っても、ヨチヨチ歩きの赤ちゃん状態)
□ □ □
それでも。
ヤヤッ、楽しいぞ!
第一期生のお仲間です。
これから数ヶ月の間。
ご教鞭、ご鞭撻の程、何卒お願い致します。
数回、登っていたら。
握力も体力も消え失せて。
スタート地点に立てなくなった。
その横で常連の猛者達が。
なんじゃ〜それは!と云う練習をしている。
ぐんなり、しょんぼり。
せめてルールでもと冊子を持ち帰り。
お次までには頭に入れておこうと決意。
◇ ◇ ◇
1時間以上かけて。
自転車でやってきたO氏もチャレンジ後は。
家族に車で向かえに来てもらい、ご帰還。
私も同乗させてもらいました。
24日。
どうなるんでしょうかねぇ。。。
そして。
明日からの筋肉痛と指の震え。
とっても、不安。
本日、ショップへ立ち寄り。
今月末より始まる講座へ申し込んだ。
ついでに道具も調達。
新しい分野へのチャレンジイヤーである。
詳細は後日。
実践してからご報告。